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春高2025

全国ベスト4の安田学園中男子が初陣飾る 東京都新人大会で優勝

  • 中学生
  • 2023.12.13

 バレーボールの中学生世代では年末に「JOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗中学大会」の開催が予定されている。同時に、各中学校では代が替わり、新チームによる戦いがスタートした。

 

新チーム最初の公式戦を制した安田学園中

 

 

大森二中との決勝を制す

 

 全日本中学校選手権大会(以下、全中)では第33回大会(2003年)で初優勝、今年の夏は全中ベスト4の成績を収めた安田学園中(東京)。1123日に最終日が行われた東京都中学校新人大会で優勝し、新たな目標へ第一歩を踏み出した。

 

 その決勝は、あざやかな逆転劇だった。大森二中を相手に第1セットを先取したが、続く第2セットは出だしにつまずき1-7と最大6点のビハインドに。それでも2-8から「どんどん点を重ねていこう。追い抜いてからも、まだまだブレイクを取り続けよう」という思いでエンドラインに立ったキャプテンの竹内祐一郎(2年)が効果的なサーブで相手レシーブを前後に揺さぶり、一気に9連続得点。竹内と平方大翔(2年)の両エースの得点力も光り、終わってみれば2-025-12,25-13)と大差をつけての優勝となった。

 

 

チームをけん引する①竹内キャプテン

 

「全国制覇が目標」とキャプテン

 

 今年の全中を戦った主力が新チームになっても残っているのが強みだ。けれども、平栁浩監督は「夏以降はひたすら練習で基礎基本に取り組んできました。また両エース以外の選手が得点できるバレーを目指そうと話していましたが…、そこに関して今日は30点の出来でしょうか」と厳しい評価。竹内キャプテンも「東京制覇が目標ではないので。全国大会優勝を目指して頑張ります」と力強く意気込んだ。

 

 エースの得点力を生かしたコンビバレーの実現には高い守備力が不可欠であり、「うちは例年レシーブのチームですから。底上げを図りたい」と平栁監督。まだまだ戦いは始まったばかりだが、「描くチーム像に向かうことができている手応えはあります」(竹内キャプテン)という確かな成果と、明確な成長へのビジョンを抱いて、目標である全国の頂点へと突き進んでいく。

 

まずは一冠。歩みをとめない

  

 

(文・写真/坂口功将)

 

【令和5年度 第67回東京都中学校新人大会/最終結果】

=男子=

優勝:安田学園中

準優勝:大森二中

3位:駿台学園中、サレジオ中

=女子=

優勝:駿台学園中

準優勝:八王子実践中

3位:北沢中、文京学院大女中

 

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