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駿台学園が高川学園との激戦を制して準々決勝へ【春高2024】

駿台学園(東京)【写真:月刊バレーボール】

駿台学園(東京)【写真:月刊バレーボール】

 

 大会連覇を狙う駿台学園(東京)と、昨秋の国体で駿台学園中心の東京に勝利し国体を制した高川学園(山口)との対決が3回戦で実現。

 

 第1セットは中盤までサイドアウトを取り合う展開で、接戦のまま14-14。ここで駿台学園がサーブミスを犯すと、高川学園は門田凌也がブロック、さらにフェイントでポイントを重ねて17-14と抜け出す。駿台学園も荒井貴穂がスパイク、ブロックなどで21-19と追いすかがるが、中盤のリードを守り抜いた高川学園が25-21で先制。

 

 第2セットも互いに譲らないシーソーゲームとなるが、動きがあったのは10-10の場面。駿台学園が川野琢磨の2連続ポイントで12-10と一歩前に出ると、荒井がプッシュ、高澤大馳がクイックとブロックを決め、19-16とリードを広げる。高川学園も追いすがるが、終盤で門田がブロックに捕まると勢いにブレーキ。秋本悠月のBクイック、川野のライトスパイクなどで押し切った駿台学園が、25-19でセットを奪い返す。

 

 準々決勝進出へ、両チーム後がない第3セット。緊迫した試合展開が中盤に差し掛かったところで、駿台学園セッターの三宅綜大が川野のバックライト攻撃、秋本の速攻、荒井の強打を巧みに引き出し、9-6とリード。点差を詰めたい高川学園だが、安田、門田のスパイクは駿台学園の高いブロックをかわしきれず、じわりじわりと点差が離れて20-15。流れをつかんだ駿台学園は、亀岡聖成の鋭いサーブがレセプションの間を射抜くサービスエースとなって24-17。最後は川野がセンターから一人時間差攻撃を決めて25-17でゲームセット。駿台学園が、国体の雪辱を果たす逆転劇で準々決勝進出を決めた。

 

試合結果(男子3回戦)

駿台学園(東京)2(21-25、25-19、25-17)1 高川学園(山口)

 

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