【全日本インカレ女子優勝記念】筑波大1年生対談「“4年生のために”日本一を飾ることができてうれしい」 阿部明音×熊谷仁依奈×瀧澤凜乃
- 大学生
- 2024.01.20
――初めての全日本インカレで、プレーの手応えはいかがでしたか?
熊谷 今まで大きな舞台では「やってやろう」という気持ちが裏目に出て、勝ち急いでしまい、周りに助けられることが多くありました。ですが(中西)先生から試合の中での感情のコントロールやチームマネジメントを学び、自分の気の持ち方を変えてみたら、勝ち負けよりも1点に集中することができました。そういう精神状態だったからこそ、落ち着いてコンビの組み立てもできたなと思うし、迷いなく、心の底から楽しんでプレーできました。
阿部 秋季リーグの日本体大戦で自分のプレースタイルを見失い、どうすればいいのかわからないところまで落ちてしましました。そこから4年生に支えてもらって、自分の心と向き合う時間をつくれて、その後の全カレでは試合前の準備の仕方も含めて、絶対に勝つという気持ちをしっかり前面に出してやっていけたと思います。
プレーでも、淑乃さんや遼さんにマークがつきやすくて、自分につくブロック枚数が少ないこともあって、ミスもあまりすることなく、決めるところでしっかり決められたことは、自分にとって自信になりました。
瀧澤 全カレからスタメンになることが決まって、ちょっと悩んでいた時期に4年生から「人と比べる必要はないし、自分の強みを出していけたらいい。その強みを見て、先生はスタメンになると決めてくれたんだから」という話をしてもらってから、ブロックでチームに貢献したいと思うようになりました。ブロックを決める本数は少なかったかもしれませんが、タッチをとったり、うまくコースを絞れて、そこから攻撃につなげられたのかなと思えるので、チームに貢献できたと思います。
優勝後、観客に笑顔を見せる1年生3人
――2年生になりますが、お互いにどんなこと期待しますか?
阿部 仁依奈には、プレーというよりチームを引っ張るための声かけ。今は1年生ということもあり、言いにくいこともあったと思います。来年度は2年生としての発言力には期待をしたいです。
熊谷 凜乃の強みは高さだと思うので、ブロック賞を獲ってもらいたいです。あとは高さがあるので、ブロックが2枚きても打ち切れる力はあるので、自分とコンビを組んでいく上で、いろいろと挑戦していきたい!
瀧澤 明音は機動力があるので、今みたいに動いてブロックを利用したり、今以上にボールコントロールに磨きをかけて得点してほしい。あとは明音がブロックを決めると本当にチームが盛り上がるというか、勢いづくので、ブロックポイントも増やしてほしいです!
――最後に、2年目の意気込みをお願いします!
阿部 チームを引っ張る選手になります!
瀧澤 チームを勢い付ける選手になって、2連覇四冠します!
熊谷 仁依奈いないとダメだ、と思われるような選手になります!
取材/白土 恵(編集部)
写真/中川和泉(NBP)、編集部
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