【全日本インカレ男子優勝記念】早稲田大2年生対談「先頭に立ってチームを引っ張る」 前田凌吾×畑 虎太郎
- 大学生
- 2024.01.21
――コートの中ではお互いにどんな存在ですか?
前田 虎太郎のことは中学生から知っていて、中学高校と僕の中では一番すごい選手だと思っていました。一緒に大学でもしたいと言って、入学できて、今年度はずっと試合にも出られて、コンビも組めたので、一番強い味方ですし、しゃべらなくてもお互いのことをわかっている相棒みたいな感じです。
畑 コートの中では声を出したり、チームを盛り上げたり、自分が苦手なことが本当に上手で、見習うところがいっぱいあります。あとはさっき言った通り、ほしいときに、ひょいっといいトスをくれて、本当に打ちやすいです。
前田 いや、ほしいときに(トスを)呼んでいるだけですけどね(笑)
畑 (笑)
前田 声がよく聞こえるので、ほしいんだろうな、と思って上げると決まるので、タイミングはもうわかっています。
――一方で、チームメートになって変わった印象はありますか?
前田 1年生のとき、虎太郎はちょっと苦しんでいたので、2年目でここまで成長できているのは、やっぱりすごいなと思います。
畑 中学生のときからふざけるというか、やんちゃなのは知っていましたが…
前田 それはお前な!(笑)
畑 知っていましたが、ほんとうにバレーボールに対して熱心。寮でアイシングなど体のケアをしていて、高校のころから一緒に成長していく仲間と思っていましたが、大学に入って凌吾の方がずっとバレーボールに対して熱心だな、と思いました。
前田 ふだんのことだと、虎太郎はよくゲームをしています。僕はまったくしないんですけど、寮に帰ったら1人でよくやっています。
畑 あとは…、え~、寮の部屋はキレイです。
前田 キレイじゃないだろ!? 同部屋なんですけど、意外と2人ではあまりしゃべらない。
畑 ごはんも2人で、というよりみんなで行く。
前田 自主練しよう、と2人で練習に行くことはたまにあるけど…、集まるとよくしゃべるな。
相棒のような存在の2人
――来年度は上級生になります。お互いのどんなところに期待しますか?
前田 来年、虎太郎はエースなので、チームづくりを一緒にやっていきたい。先頭に立ってチームを引っ張ることは2人でやっていくべきだと思うので、話し合いながらうまくやっていければ、と思います。
畑 盛り上げたりチームを引っ張るのはもちろん、勝つゲーム運びが上手なので発揮してもらって、そこに僕もついていけるように頑張ります。
――最後に、来年度に向けた意気込みをお願いします
前田 この試合がない期間で、一人一人のプレーの質や能力を上げて、全員で春季リーグをいい形で迎えられるように。また来年度は副将という立場になります。今年度は4年生にチーム全員同じ方向を向かせてもらっていたので、僕も新4年生を支えつつ下級生をまとめて、全員で同じ目標に向かっていけるチームをつくりたいです。
畑 今年度は自分のプレーばかり気にしていたので、来年度はチームに目を向けて頑張っていきます。
取材/白土 恵(編集部)
写真/中川和泉(NBP)
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