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【全日本インカレ男子優勝記念】早稲田大1年生インタビュー「経験を還元して早稲田大のバレーボールをいいものに」麻野堅斗

2022年度から男子日本代表に選出されており、今年度は大学バレー1年目ながら、代表活動など多くの経験を積んだ麻野が描く2年目の活躍とは?

 

 

麻野堅斗/あさの・けんと/早稲田大1年/身長207㎝/最高到達点345㎝/東山高(京都)出身/ミドルブロッカー

 

――優勝おめでとうございます。振り返ってみていかがですか?

麻野 春季リーグから秋季リーグになって相手も力がついてきて、セットを取られることが多くなりました。そこからの全日本インカレということでプレッシャーもありましたが、4年生を含めた全員の力が出せて、結果四冠ができたと思うので、すごくうれしかったです。

 

――下級生の仕事との両立や、代表活動もあり、忙しい1年だったかと思います

麻野 高校を卒業してすぐ春季リーグが始まって、高校とは違った技術の高さや、誰が打ってくるかわからないといった大学バレーに慣れよう、と思っていました。速いバレーや、リバウンドからの切り返しなど、打つだけではない攻撃にも徐々に慣れていきました。

 代表に合流したのは東日本インカレが終わってからで、イタリアで途中合流。ヨーロッパのチームと戦ったことは、自分の経験になりました。特にセッターが違うと感じていて、明らかレフトに上げる体勢からライトに上げたりしますし、読みづらいセッターが多かったです。

 

――この1年でかなり体が大きくなった印象があります

麻野 高校卒業時は93㎏くらいでしたが、今はマックスで102㎏あり、約10㎏増えました。食事やトレーニングの影響もありますし、高校と比べて練習のハードさが減り、消費カロリーが少なくなったこともあります。体重が重い方がボールにパワーが乗るので、もっと増やしたいと考えています。とはいえ、高校の方が軽やかに動けていたとも思います(笑)

 

――早稲田大で感じる成長はどんなところですか?

麻野 (早稲田大を)選んだ理由として、いろいろな高校からトップの選手が集まるので、日々の練習から高いレベルでできると思ったからです。その予想通り、AB戦でも高い技術の選手が相手にいて、自身が成長できる環境でプレーできています。

 

【次ページ】来年度の意気込みは?

 

――来年度は2年生になります。意気込みをお願いします

麻野 今年度四冠をとれて、4年生が残してくれたものたくさんあります。自分はコートに入っていた1人として、入ってくる下級生に対してリーダーシップをとっていきたいし、(前田)凌吾さんや(畑)虎太郎さんと一緒に、3人でチームとしていいものをつくっていきたいです。自分たちの力を出したら結果につながってくると思うので、王者ではなくて自分たちが攻める側としてやっていきます。

 

――来年度伸ばしたいプレーを教えてください

麻野 今年度はアジア競技大会でいい経験をさせてもらいました。来年度はパリオリンピックの切符をつかんだ上でのネーションズリーグが控えているので、出場して、その経験を早稲田大に還元したいです。いろいろな情報、戦術を持って帰ってきて、早稲田大のバレーボールをいいものにしていきたい。

 

 

代表経験を生かすと意気込む

 

――ご自身のなりたいプレーヤー像はどういったものでしょうか?

麻野 どのプレーをとっても高いレベルで、波のない安定したプレーヤーです。ブロックでもスパイクでも、常に高い数字を残せる選手になりたいです。

 

取材/白土 恵(編集部)

写真/中川和泉(NBP)、編集部

 

【全日本インカレ男子優勝記念特集】

■早稲田大2年生対談「先頭に立ってチームを引っ張る」 前田凌吾×畑 虎太郎  

■早稲田大1年生インタビュー「経験を還元して早稲田大のバレーボールをいいものに」麻野堅斗

 

水町泰杜×伊藤吏玖×山田大貴×荒尾怜音×布台駿による4年生対談と、松井泰二監督のインタビューは月刊バレーボール2月号(発売中)をチェック

 

【次ページ】麻野堅斗(早稲田大)その他の写真

 

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