早稲田大1年の麻野堅斗がイタリア・セリエAのミラノへ
- 大学生
- 2024.02.27
帰国して迎える新シーズンでは大学2年生となる麻野【写真:月刊バレーボール】
207cmのサウスポーに訪れたビッグチャンス
早稲田大1年で昨年末は全日本インカレ制覇に貢献したサウスポーの長身ミドルブロッカー、男子日本代表の麻野堅斗が2月20日にイタリアへと旅立った。目的地はバレーボールファンならおなじみ、石川祐希が大きな存在感を放つセリエAのミラノである。
さらにスケールの大きなプレーヤーへ。期待を背負って【写真:月刊バレーボール】
オリンピックイヤーのネーションズリーグでアピールを
宮浦健人が活躍するフランスのパリへ昨年末に渡り、リーグ戦への出場も果たしている甲斐優斗(専修大2年)と同様、麻野の挑戦は公益財団法人日本バレーボール協会管轄のもとで実現した。19歳、一人での初海外。出発前の心境を聞くと、麻野は「不安もありますし、でもワクワクもあるので、わからなくなっていますね」と笑った。
「祐希さんがいるので、少しは安心した気持ちもあります」とは言うが、石川本人と連絡をとったわけではないらしく「祐希さんに頼ってしまうのはよくないので、なるべく自分一人になってもなんとかしないとな、という気持ちはあります」と話す。チーム単位での活動だった従来の海外遠征とは異なる今回、プレー以外の面でも幅広く鍛えられるに違いない。
これまでは映像で見ていたセリエAの世界。海外生活は苦手、とはにかむが、「いろいろな国の代表など有名な選手が集まっている、高いレベルの中で練習に出られるだけでもいい経験になるので、今回行けることにうれしさを感じています」と、アスリートらしい喜びも語っていた。イタリアのシーズンはこれから重要な局面を迎えることもあり、練習生としての扱いだが、直近の目標であるネーションズリーグでアピールを果たすため、そして将来を見据えた上でも、貴重なステップアップの機会となることだろう。
【関連記事】
【全日本インカレ男子優勝記念】早稲田大1年生インタビュー「経験を還元して早稲田大のバレーボールをいいものに」麻野堅斗
■全日本インカレ男子 早稲田大が2年ぶり10度目の優勝で今年度四冠を達成
■麻野堅斗が早稲田大に入学 2年連続日本代表入りを心待ち「またレベルの高い環境でバレーがしたい」