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ミラノの石川がプレーオフ初戦サービスエースで勝利に導く 【海外リーグ所属男女日本代表選手・2/28〜3/6】

プレーオフ初戦で勝利に導く活躍を見せたミラノの石川祐希(右)【Photo:Lega Pallavolo Serie A】

 

 

 2023年度バレーボール男女日本代表で活躍し、クラブシーズンを海外リーグで戦う選手たちの活躍を振り返る。今回は2月28日(水)〜36日(水)に行われた試合結果をお届けする。(日程はすべて現地)

 

石川祐希の活躍で勝利 プレーオフ初戦のハイライト動画を見る

 

 イタリア・セリエA、石川祐希のミラノは、3日にレギュラーシーズン最終戦となるペルージャ戦にスタメン出場。フルセットの末に勝利を飾った。石川はチームトップの20得点(サーブ3得点、ブロック1得点を含む)をあげる活躍でこの試合のMVPに選ばれ、チームは前節より一つ順位を上げて6位でレギュラーシーズンを終了。上位8チームによるプレーオフへ進んだ。

 

 そのプレーオフ初戦、ミラノは準々決勝第1戦(3戦先勝勝ち抜け)で3位のピアチェンツァと6日に対戦。試合は互いにセットを取りあう展開で勝負の行方は最終セットに。石川はコート外に弾かれたボールを追いかけてつないだボールを自ら決めるプレーを2度も見せると、12-8からは連続サービスエース。第5セットだけで5得点と勝負強さを発揮して、勝利に導いた。

 

 髙橋藍の所属するセリエAのモンツァはチステルナと3日に対戦しストレートで勝利。髙橋は第2セットに途中出場、第3セットにスタメン出場して5得点の活躍を見せた。モンツァは5位でレギュラーシーズンをフィニッシュし、プレーオフへ。

 

ルーベに勝利したモンツァの髙橋藍(右から2番目)【Photo:Lega Pallavolo Serie A】

 

 プレーオフ準々決勝第1戦、モンツァは4位ルーベと6日に対戦した。髙橋は第1セット24-24から途中出場すると、迎えたセットポイントではエリック・レプキー(カナダ)のフェイクトスをレフトから相手コートにたたき込んだ。第2セットは落としたが、髙橋がスタメン出場した第3、第4セットを連取して、第1戦を勝利で飾った。

 

 

 築城智の所属するドイツ・ブンデスリーガ、ベルリンは、29日にCEVチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦でトレンティーノ(イタリア)に敗れた。しかし、3日に行われた国内カップ戦のDVVポカール決勝ではヘルシングにストレートで勝利し大会連覇、チーム7度目の優勝を飾った。築城は2試合とも全セットに出場した。

 

 

 フランス・マルマラ スパイクリーグ(リーグA)、宮浦健人と甲斐優斗のパリは、レギュラーシーズン第23節で1日にナント・ルゼと対戦。ストレートで敗れ、連勝は6でストップした。宮浦は全セットスタメン出場で15得点、甲斐は第2セットに途中出場、第3セットはスタメンで出場して8得点をあげた。レギュラーシーズンは残り3試合、チームは現在8位(14チーム中)に位置する。

 

 ルーマニアA1リーグ、ディナモ・ブカレストの山本龍は、2日に国内カップ戦クーパ・ルーマニア準決勝のステアウア・ブカレスト戦に出場した。試合は1-3で敗れた。

 

 5日に発表された2024年度女子日本代表に名を連ねる、イタリア・セリエA女子、フィレンツェの石川真佑は3日に後半第9節ノヴァーラ戦、6日に後半第10節のヴァッレフォリア戦に全セットスタメン出場。チームは連敗を止めることができず、6連敗で14チーム中10位と後退した。

 

 同じく2024年度女子日本代表に選出されたブラジル・スーパーリーグのマリンガに所属する松井珠己は、6日にバルエリと対戦し3-1で勝利。チームは一つ順位を上げて7位(14チーム中)となった。

 

 

【海外リーグに所属する2023年度日本代表選手の個人成績まとめ2/28〜3/6

 

【イタリア・セリエAプレーオフ結果一覧】

 

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