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春高2025

男子は春高連覇の駿台学園高を軸に優勝争い【さくらバレー2024】

  • 学生
  • 2024.03.26

私立高校の日本一を決める第29回全国私立高等学校男女選手権大会(さくらバレー)が3月26日(火)から29日(金)に東京・神奈川の9会場で行われる。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2020年、21年は大会中止に。その後は参加チーム数を減らし、無観客にするなど規模を縮小して開催してきたが、ようやくこれまでの風景が戻ってくる。出場校は過去2年の男女各48チームから80チームと従来の数に戻り、昨年に続き部員の入場人数制限も撤廃。5年ぶりの制限なき大会を制するのはどのチームか。今回は、男子の見どころを紹介

 

 

川野琢磨(駿台学園高)【写真:月刊バレーボール】

 

 今年の春高で連覇した駿台学園高(東京)は、今大会も強さを見せそうだ。新たなシーズンも有力選手が残り、中でも注目は身長196㎝の川野琢磨。中学3年生時には全中、JOC杯で優勝し、JOC杯では最優秀選手賞にあたるJOC・JVAカップを受賞した。高校入学後は途中出場で活躍することが多かったが、新チームでは大暴れの予感。最終学年を前にサーブレシーブを強化し、サーブもジャンプサーブに変更するなど、レベルアップを図ってきた。春高でベストリベロ賞に選ばれた谷本悦司、そしてセッター三宅綜大やミドルブロッカー高澤大馳らとともに、目指すは2年ぶりの頂点だ。

 

 その強敵に、春高で好成績を残したチームが立ち向かう。

 同大会決勝では駿台学園高に敗れたものの、初の準優勝に輝いた福井工大附福井高(福井)は、サウスポーエース山本快が柱を担う。U18日本代表候補合宿にスパイカー兼リベロとして参加した能美偉時とともに攻守でチームを引っ張る。春高でベスト4入りした昇陽高(大阪)は、小瀬維都以外のレギュラーが総入れ替え。前回大会で頂点に輝いた先輩たちのように躍動できるか。

 また、同大会で8強入りしたチームでは、清風高(大阪)は身長195㎝のビヴォーネフランチェスコ武彦や得点源の塙大輝らが成長中。東北高(宮城)はセッター瀬川桜輝のトスワーク、浜松修学舎高(静岡)は大舞台を経験した新2年生カルテットに注目だ。

 

 そのほかにも高いポテンシャルを秘めた選手たちは多く、洛南高(京都)は世代トップクラスの爆発力あるスパイクが魅力のエース中上烈を中心に、前回のベスト4を上回る結果を目指す。春高出場は逃したものの、昨年はインターハイ、国体を経験した福岡大附大濠高(福岡)は、ともに2月のドリームマッチで敢闘賞に輝いた身長203㎝のマサジェディ翔蓮、身長194㎝の中村玲央が楽しみな存在。また、北海道科学大高(北海道)の佐藤ラニ海も高い能力を秘めたスパイカーだ。

 

 

中上 烈(洛南高)【写真:月刊バレーボール】

 

 各地の新人大会で結果を残したチームからも目が離せない。北信越新人大会で東京学館新潟高(新潟)は決勝でフルセットの末に福井工大附福井高を破り、同大会初優勝。東北新人大会では山形城北高も初の頂点に輝いた。また、県大会では失セット0で頂点に輝いた広島県瀬戸内高(広島)や、決勝で浜松修学舎高をフルセットの末に破った静清高(静岡)らの躍進にも期待だ。

 

【大会スケジュール】

3月26日(火) 開会式

3月27日(水) 5チーム予選リーグ戦

3月28日(木) 5チーム予選リーグ戦・ベスト8決定戦

3月29日(金) 準々決勝・準決勝・決勝・閉会式

※準々決勝から決勝は、毎日新聞デジタルにてライブ配信を予定

 

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【表】さくらバレー2024男子組み合わせ

  • マグダビッド×関田誠大
  • アシックス×高橋藍
  • 全中2024
  • 北部九州インターハイ2024
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  • 全国専門学校選手権2019

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