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JVAがエンブレムを刷新し新スローガンと中長期経営計画を発表 西田「シンプルでかつわかりやすい」

  • アンダーエイジ
  • 2024.04.03

 

 

 公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)はエンブレムを一新し、新スローガンと中長期経営計画を発表。42日(火)に都内で記者会見を開催した。

 第1部では「PASS IT FORWARD」というスローガンが発表された。これは2023年、川合俊一JVA会長が就任時に提唱したJAPANバレーボール宣言「“つなぐ力”を世界に育む」という基本理念のエッセンスを端的に発信するためのもの。また2028年、32年、36年のオリンピック開催年に合わせ4年ごと(28年に向けては5年)に中期経営計画を定め、2040年で掲げる長期ビジョン「“つなぐ力”でつなげる未来」の実現を目指す。まずは28年までの中期計画として、社会貢献、代表強化、競技普及、マーケティングの4本柱と、それらを支え推進力となるための各種目標などが発表された。

 合わせてJVAの新エンブレムも発表され、男女のインドア、ビーチの日本代表チームやさまざまな大会などで一本化して使用されることが説明された。これに伴い、2009年から使用されてきた男子日本代表「龍神NIPPON」、女子日本代表「火の鳥NIPPON」の愛称とキャラクターを廃止する。新エンブレム入った日本代表応援Tシャツを着用して登壇した男子日本代表の西田有志は「シンプルでかつわかりやすい」という印象を持ったという。新ユニフォームを着用した山内晶大は「リフレッシュして新しい一年を迎えるにあたっては非常にいい、今までにないデザイン」と感想を述べた。

 新ユニフォームを着用して登壇した女子日本代表の古賀紗理那主将が「一緒のエンブレムをつけることができて心強いし、一緒に戦っていけたらと思っている」と話すと、新エンブレムの入った練習着を着用した関菜々巳は「新鮮な気持ち。チームとしての一体感が生まれるのではないか」と語った。

 さらに、先日発表されたJVAと漫画『ハイキュー!!』との特別コラボに関する続報もあり、古舘春一先生描き下ろしの影山飛雄のイラストが先行してお披露目された。4月8日から都内某所に、そのほかの選手たちも登場するフルバージョンのイラストパネルが登場する予定。

 

 第2部ではトークセッションが行われ、川合会長をはじめ、JVAアスリート委員の柳田将洋委員長や荒木絵里香さんらが登壇し、バレーボールの魅力について語り合った。荒木さんは「仲間、チームのメンバーと一緒につないで、みんなで1点、みんなで1勝をとる。そこがバレーボールの魅力でありおもしろさ」と朗らかに語った。柳田は「自分ばかりが触ると勝てない試合が増える。誰かを思いやって(パスを)つなぐと、相乗効果が生まれ、人と人が通じ合うというところに関係してくる」と、バレーボールに触れることで得られる大切なことを伝えていた。

 最後に川合会長は「小中学生がスポーツを始めるときに、安心安全なスポーツだからバレーボールを選ぼうと思ってもらえるようにしていきたい」と将来のビジョンを語り、今後のバレーボール界の発展を誓った。

 

 

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