バレーボール国内リーグ、VリーグV2女子のヴィクトリーナ姫路は、貞包里穂、小林エンジェリーナ優姫の引退と古市梨乃、坊野明里、金田莉実、山田絢音の退団を4月4日(木)に発表した。
貞包は東海大から2019年に入団したアウトサイドヒッター。攻守にわたり活躍するとともに、2020-21シーズンからの2シーズンはキャプテンを務め、6シーズンで110試合に出場しチームを支えた。
小林は2023年に入団したミドルブロッカー。2023年度女子日本代表に選出され、その後、姫路に入団。196cmの長身を生かした高さのあるブロックを武器にプレーし11試合に出場した。
古市は2022年に順天堂大から入団。パワフルなスパイクを武器にしたアウトサイドヒッターとしてプレーし、3シーズンで94試合に出場した。
坊野は姫路の育成チームとしての役割を担った実業団チーム、マックスバリュ・ヴィクトリーナ(現ヴィアーレ兵庫)から姫路に昇格し、チーム最年少ながらセッターとして3シーズンで61試合に出場した。
金田は東海大から2019年に入団すると、サーブや高さを生かした攻撃が武器のアウトサイドヒッターとしてプレーし、60試合に出場した。
山田は高さが武器のセッターとして都留文科大から2022年に入団し、2試合に出場した。
各選手のプロフィールとコメントは下記の通り。
■貞包里穂(さだかね・りほ)
アウトサイドヒッター/身長171cm/1996年4月13日生まれ/佐賀県出身/鹿島実高→東海大
▼コメント
このたび、今シーズンをもってヴィクトリーナ姫路を退団し、現役を引退することを決断いたしました。
素敵な先輩方やスタッフの方々に支えられて始まった内定時代から5年間、たくさんの出会いと別れ、うれしかったことや悔しかったこと、普通ではできない経験を積むことができました。どんなときも私たちを支え、一緒に戦ってくださったスポンサー、後援会の皆さまやファンの皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。そして、けがから復帰するにあたり、全力で私と向き合ってくれたチームメイトやトレーナーなどのチームスタッフ、ファンの皆さまの力で前を向くことができました。
また、私のバレーボール人生はたくさんの方々の支えがなければ、ここまでたどりつくことはできていません。これまで私に関わってくださったすべての方々、ずっと味方でいてくれた両親に感謝しています。本当にありがとうございました。
写真中央が小林エンジェリーナ優姫
■小林エンジェリーナ優姫(こばやし・えんじぇりーなゆき)
ミドルブロッカー/身長196cm/1999年12月10日生まれ/アメリカ出身/West Chicago Community高→ウィスコンシン大 グリーンベイ校大学院
▼コメント
ファンの皆さんの声援を初めて聞いたとき、本当に感動しました。プロとしての初めての経験をヴィクトリーナ姫路でできたこと、とても幸せです。また、優勝メンバーになれたことは、一生忘れることのない思い出です。ヴィクトリーナ姫路のみんなは慣れない私をすぐ仲間に迎え入れてくれて、毎日楽しく練習をすることができました。ヴィクトリーナ姫路の選手・スタッフの皆さん、ありがとうございました。また、バレーボールをしているときだけでなく、プライベートでお出かけをした時間もとても楽しかったです。
日本でバレーボールをすることは、2年前の私には想像もできなかったことです。幼いころから日本語を教えてくれた母、プロバスケットボール選手として長年日本でプレーをしていた父に、バレーボール選手としての私の姿を見せることができて、とてもうれしく思います。支えてくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。
■古市梨乃(ふるいち・りの)
アウトサイドヒッター/身長170cm/1999年6月18日生まれ/大阪府出身/四天王寺高→順天堂大
▼コメント
私が初めて姫路のホームゲームを見学したとき、ピンク色に包まれた会場の雰囲気の中、コートが輝いて見えました。たくさんのファンの皆さまからの応援があり、「自分も早くこの歓声の中でバレーボールがしたい」とワクワクしながら応援していたのを思い出します。姫路でバレーボールができて、本当によかったです。
■坊野明里(ぼうの・あかり)
セッター/身長170cm/2002年10月4日生まれ/滋賀県出身/金蘭会高→マックスバリュ
▼コメント
小さいころから夢だったプロバレーボール選手になれたこと、大変うれしく思っています。マックスバリュ・ヴィクトリーナ(現ヴィアーレ兵庫)から昇格し、プロとして少しずつではありますが、さまざまなことを乗り越え、たくさんのことを学び、人としても成長することができたと実感しています。また、バレーボールに向き合う時間は私にとってとても大切な時間でした。
3年間チームの最年少として、盛り上げ隊を頑張ってきたつもりです! 私の存在が少しでもチームの力になっていたらと思います。これからもいろんなことに挑戦し、もっと成長できるように私らしく頑張ってまいりますので、応援していただけるとうれしいです。
■金田莉実(かねだ・りみ)
アウトサイドヒッター/身長178cm/1998年10月6日生まれ/群馬県出身/西邑楽高→東海大
▼コメント
短い期間でしたが、自分自身多くのことを学ぶことができ成長することができました。チームの力になれたのか、チームに何か残せたのかわかりませんが、ヴィクトリーナ姫路でバレーボールをできたことは人生のかけがえのない経験です。なにより、最高の仲間とスタッフに出会えたことが私の宝物です。
よいときも悪いときも支えてくださったファンの皆さま、バレーボールに全力で取り組めるようサポートしてくださったフロントスタッフの皆さま、目標に向かってともに過ごしたチームメート、本当にありがとうございました。
写真右から4番目が山田
■山田絢音(やまだ・あやね)
セッター/身長171cm/2000年11月14日生まれ/岩手県出身/高田高→都留文科大
▼コメント
入団して1年間、プロバレーボール選手としてさまざまなことを学ぶことができ、貴重な経験をすることができました。また、つらいときもありましたがそんな中でもチームメート、スタッフの方々、どんな状況でも変わらず、応援してくださったファンの皆さまのおかげで乗り越えることができました。
バレーボールを通じてたくさんの素敵な出会いや経験をすることができました。関わってくださった皆さまに改めて感謝いたします。ありがとうございました。
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