パリオリンピックの出場権獲得を目指し、5月14日(火)からネーションズリーグ第1週に臨むバレーボール女子日本代表が、4月25日(木)に次の合宿地であるアナハイム(アメリカ)へ出国。古賀紗理那キャプテン、黒後愛、関菜々巳が取材に応じた
2月26日(月)からこの日まで、およそ2ヵ月にわたる国内合宿を終えた。20点以降のパフォーマンスや、昨年からポイントに挙げるサーブなどを強化。古賀キャプテンは「少しずつ詰める練習をしてきて、かたちができ上がりつつある。精度を上げたり、サイドアウトを切れる準備をしたり、コンビのバリエーションを増やしたり、海外に行っても細かいところを詰めたい」とアメリカ、トルコでの事前合宿でもさらなるレベルアップを誓った。
3年ぶりの日本代表復帰となった黒後は「改めてこの場所でプレーさせてもらえるうれしさと、今のメンバーと一緒にプレーできる喜びをかみ締めながら日々を過ごしています」と充実した表情。ゲーム練習では相手コートに入った男性スタッフに対し、持ち味であるスパイクを磨いた。「(海外遠征では)オフェンス面の引き出しやコンビのバリエーションを増やしたい。積み上げたことを試合でも出せたら」と東京2020オリンピック以来の国際大会へ意気込んだ。
その黒後の復帰を喜んだのが、東レアローズ在籍時にチームメートだったセッターの関。「東レの1年目からすごく支えてもらっていますし、またこうやって同じコートで戦えるのはすごく楽しみ」と笑顔を見せた。
「合宿の序盤より仕上がってきていると思います」とスパイカー陣の充実を口にするなかで、特に調子のよさを感じるのが古賀キャプテン。「打点が高いので、その打点を殺さないためや、チームが勝つための話し合いをよくしています」と合宿ではコミュニケーションを意識してきた。
そのキャプテンだけでなく、東レでの元チームメートで、今季はイタリア・セリエAでプレーした石川真佑については、「もともと引き出しが多い選手でしたが、ブロックアウトの仕方だったり、またうまくなって帰ってきた」と頼もしげに語った。
女子日本代表はこの後、4月26日(金)~5月7日(火)にアナハイムで合宿し、5月8日(水)にはネーションズリーグ第1週が行われるアンタルヤ(トルコ)入り。13日(月)まで合宿を行い、14日(火)からいよいよ戦いが幕を開ける。
第1週の初戦の相手はトルコで、世界1位の強敵だが、古賀キャプテンは「自信を持ってプレーすることがいちばん大切。勝ち負けももちろんありますが、自信を持って初戦に入れるように頑張りたい」と決意。第3週の福岡大会に向けて、黒後は「ほんとうにたくさんの人に来てほしいと思うし、自分たちのプレーで心を動かせるように頑張りたいです」と力強く語った。
女子日本代表 今後のスケジュール
4月26日(金)~5月7日(火) アメリカ合宿 @アナハイム(アメリカ)
5月8日(水)~13日(月) トルコ合宿 @アンタルヤ(トルコ)
5月14日(火)~19日(日) ネーションズリーグ第1週 @アンタルヤ(トルコ)
5月20日(月)~24日(金) 第4回国内合宿
5月28日(火)~6月2日(日) ネーションズリーグ第2週 @マカオ(中国)
6月3日(月)~7日(金) 第5回国内合宿
6月11日(火)~16日(日) ネーションズリーグ第3週 @西日本総合展示場(福岡)
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