バレーボール国内リーグのVリーグV2男子に所属する大分三好ヴァイセアドラーは、5月20日(月)をもって休部するとともに、10月から開幕する新Vリーグへの参戦を辞退することを4月30日(水)に発表した。
大分三好は三好博オーナー兼部長が3月11日(月)に逝去したことに伴い、今後の運営についてチーム母体の医療法人青雲白鷲会 三好内科循環器科医院と協議を行ったが、現体制でのチーム運営継続が難しいと判断。チームの譲渡先を探したが、条件面などにおける隔たりが大きく譲渡先候補と合意に至らなかったため、チームの休部ならびに新Vリーグ参戦を辞退する決断に至った。
チームは新リーグとして2024-25シーズンから開幕するSVリーグ参戦に向けてSVライセンスを申請していたが、施設基準、財務基準、人事体制・組織運営基準の面で、クラブライセンス継続審議となっていた。4月17日(水)のライセンス交付判定結果はSVリーグの下部リーグとなるVリーグ参加のためのライセンス「Vライセンス」と判定され、4月30日までに資金繰り基準を充足することという条件付き交付となっていた。選手やOBが、この期日の延長を求めてオンライン署名活動を呼びかけていた。
今後は選手、スタッフの移籍先を探すとともに、5月19日(日)にファン感謝祭を実施する予定。
Vリーグ参戦辞退ならびにチームの休部について
— 大分三好ヴァイセアドラー/Oita Miyoshi Weisse Adler (@WeisseAdler) April 30, 2024
このたび、大分三好ヴァイセアドラーはチームを休部するとともに10月から始まるⅤリーグの参戦を辞退する決断を致しましたことをご報告させていただきます。 https://t.co/1p44roxrdK