「すべてはパリのために」 男子日本代表がネーションズリーグを前に意気込みを語る
- 日本代表
- 2024.05.07
会見後には、各選手の個別取材も行われた。石川と髙橋(藍)の2人は、イタリア・セリエAでのプレーオフを終えて間もないこともあり、チームへの合流は5月31日(金)からとなるが、久々に日本代表の仲間たちと顔を合わせたことで士気も新たにした様子。石川は「バレーに対する意識やバレーに向き合う時間など、すべてにおいて(日本は)メダルを取るべきチームだと思っている。ファイナルにいく体験、イメージがないので、ネーションズリーグのファイナルで戦う体験が必要だと思う」とコメント。髙橋は「セリエAのプレーオフ、ファイナルを戦って、勝つ難しさを感じることができた。東京から3年間、ずっとパリで戦う準備をしてきた。常にトライしていろいろなかたちをつくってプレーしてきた」と積み重ねた時間に自信をうかがわせた。
関田誠大は「ブラン監督からは『コンビネーションを合わせろ』ということを言われている。そのために自分から話しかけにいったりしてコミュニケーションを大事にしている」と、コートの内外問わずチームの司令塔として高い意識を持って臨んでいることを言葉にした。
西田有志は「このメンバーでやるのは最後かもしれない。この6〜7年、何人か入れ替わりはあるけれど一緒のメンバーなので、メダルを獲得するのが第一の目標」と、ここまでともに歩んできた仲間たちとともに臨む大舞台に向けた強い覚悟を見せた。
チームは8日(水)に国内合宿を終え、ネーションズリーグ開幕に備えて9日(木)~17日(金)までオランダで合宿を行う。
ネーションズリーグ第2週は6月4日(火)~9日(日)まで、西日本総合展示場(福岡・北九州市)で開催され、日本はイラン、ドイツ、ポーランド、スロベニアと対戦する。
昨年のネーションズリーグではファイナルラウンドに進出し、チーム史上最高となる3位の成績を収めた男子日本代表。今年はそれを上回る成績を残し、7月27日(土)に開幕するパリオリンピックに向けて弾みをつけたい。