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女子日本代表 古賀29得点、石川22得点をあげるがブラジルにフルセットで敗れ2敗目

【写真:Volleyball World】

 

 

 バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024女子予選ラウンド第2週マカオ大会が開幕し、日本(FIVBランキング8位)は、現地5月28日(火)にブラジル(同2位)と対戦し2-3で敗れ、今大会2敗目を喫した。

 第1週を3勝1敗で終えた日本は、4連勝中のブラジルと対戦。日本は第1セット、序盤に荒木のクイックやブロックなど5連続ポイントで好スタートを切ったが、徐々にブラジルに追い上げられ18-19と逆転される。そのあと古賀のコースを突いたスパイクで21-20と再逆転するがガブリエラ・ギマラエス(ガビ)のスパイクで23-24。しかしブロックでジュースに持ち込むと石川の連続得点で突き放し、セットを奪った。

 第2セットもシーソーゲームとなり終盤まで競り合う。20-20から4連続失点でブラジルにセットポイントを奪われるが、日本は古賀のスパイクやワンポイントブロッカー宮部のブロックポイントで追いつきジュースに持ち込む。しかし最後はガビのスパイクで突き放され、セットを落とした。

 第3セットは5-5から古賀、林のスパイクで4連続得点をあげると、そのあとも得点を重ね、最後は古賀のサービスエースでセットを奪取した。

 第4セットは10-10から石川、宮部のブロックなどでリードしたが、ブラジルの高いブロックに捕まり逆転される。その後、同点に追いついたが、再び突き放されてこのセットを落とし勝負の行方は第5セットへ。

 第5セットは序盤に1-4とリードを許す。追いつきたい日本だがブラジルのブロックに止められて苦しい展開。流れを変えるため黒後と関をコートに送り込む。荒木の連続ポイントもあって3点差に迫るが追いつくことはできず、11-15でセットを落とし、2敗目を喫した。ブラジルには前回対戦したFIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023でも、フルセットの末に敗れていた。

 VNLは世界トップの男女各16チームがそれぞれ4週間にわたって世界各国で予選ラウンドと決勝ラウンドを行い、優勝を決定する。また今回は残り5枠となったパリオリンピックの出場権が懸かった大会でもあり、予選ラウンド終了時点でのFIVBランキングによって出場国が決定する。5枠のうち、2枠は現時点で出場権を獲得した国がないアジア・オセアニア地域とアフリカ地域のランキング最上位国に、残り3枠は出場権獲得済の国を除いたランキング上位3ヵ国に与えられる。

■ネーションズリーグ2024女子予選ラウンド

第2週マカオ大会

日本(FIVBランキング8位) 2-3 ブラジル(同2位)

(26-24,24-26,25-19,20-25,11-15)

 

■日本の第1セットスターティングメンバー

山田、岩崎、石川、荒木、林、古賀、リベロ福留

 

■日本のトップスコアラー(上位3人)

古賀 29得点(アタック26得点、ブロック1得点、サーブ2得点)

石川 22得点(アタック21得点、ブロック1得点)

林  16得点(アタック16得点)

 

■日本の次戦(予選ラウンド第6戦)

5月30日(木)16:00(日本時間17:00)

対戦相手:フランス(FIVBランキング15位)

 

■次戦のテレビ放送、配信予定(日本時間)

BS-TBS 5月30日(木)19:30〜

U-NEXT 5月30日(木)16:50〜

 

※記事内のFIVBランキングはすべて日本の試合前のもの

 

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