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福岡工大附城東高が2年ぶりの優勝 2度の九州大会準優勝&県内二冠で過去最高の夏へ

令和6年度 福岡県高等学校総合体育大会バレーボール選手権大会(兼全国高等学校総合体育大会・全九州高等学校体育大会県予選)は、5月26日(日)に飯塚市総合体育館(福岡)で大会最終日が行われた。女子は福岡工大附城東高が決勝で福岡女学院高を2-0で下し、2年ぶり4回目の本戦出場を決めた

 

 

2年ぶりの本戦出場を決め、笑顔の福岡工大附城東高の選手たち

 

福岡県高等学校総合体育大会バレーボール選手権大会(女子)フォトギャラリー

 

 1ヵ月前のリベンジを果たした福岡工大附城東高が、全国への扉を開いた。決勝は福岡女学院高とマッチアップ。4月28日に行われた今大会の中部ブロック予選会でも対戦し、ストレート負けを喫した相手だった。

 

 福岡工大附城東高は今年2度の九州大会で準優勝していたが、ともに東九州龍谷高(大分)にストレート負け。福岡女学院高より成績は上回っていたものの、そのライバルは同じ相手に2試合ともフルセットの末に敗れていた。それだけに、葛西廣紀監督は「今年は福岡を抜けるのがいちばん大変だと思っていました」と警戒していたが、大一番で持ち味が光った。

 

 リベンジを果たすために、力を入れてきたのがサーブとブロック。抜けたコースは「先生(葛西監督)からも『全部上げてこい』と言われたし、自分も絶対に負けたくなかったので、全部拾う気持ちで臨みました」と意気込む柚木菜摘キャプテンが好レシーブ。そこから2年生セッター川端菜々子がトスを散らし、和田実久、井上咲希の両エースを中心に、スパイカー陣がその期待に応えた。

 

 

チームの中心として活躍した#4和田と#11柚木

 

 第1、第2セットともに一度もリードを許すことなく、どちらも25-18で圧倒。1年生時からコートに立つ和田は「優勝する気でしたが、試合前は不安もあって。だからこそ優勝できたのはすごくうれしかったです」と涙ながらに優勝を喜んだ。

 

「県内三冠」を目標に掲げる今年度は、初優勝を飾った新人大会、そして今大会と2つのタイトルを獲得。過去最高の8強超えに期待がかかるインターハイに向けて、和田は「今までよりも上を目指したいです」と力強く語った。

 

26日の試合結果​

決勝

福岡工大附城東 2(25-18,25-18)0 福岡女学院

 

準決勝

福岡工大附城東 2(25-15,20-25,25-14)1 八女学院

福岡女学院 2(25-22,25-21)0 北九州

 

3位決定戦

北九州 2(25-23,22-25,25-22)1 八女学院

 

 

昨年はインターハイ、春高に出場した福岡女学院高は悔しい結果に

 

文・写真/田中風太(編集部)

 

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