令和6年度(第78回)関東高等学校女子バレーボール大会は6月1日(土)に大会1日目を迎え、トーナメント1~3回戦までが小田原アリーナ、トッケイセキュリティ平塚総合体育館(いずれも神奈川県)で行われた。
大会連覇中の下北沢成徳高(東京)、前回大会準優勝の共栄学園高(東京)のほか、開催地からは川崎橘高(神奈川)などがベスト8入り。ここでは編集部がピックアップしたチームの勝ち上がりの模様をお届けする。
川崎橘高
東京勢に連勝し
県勢唯一の8強入り
川崎橘高(神奈川)は地元で唯一ベスト8に残った。
シードで登場し、2回戦は藤村女高(東京)にストレート勝ち。続く小石川淑徳高(東京)戦の第1セットは、終盤にリードを許したが、4連続得点で逆転し、25-23でものにした。第2セットは熊田暖南や石原杏のスパイクが光り、ストレート勝ちを収めた。「サーブをきちんと打つことを徹底した」と松村展弘監督。ブレイクポイントを重ねて、試合を優位に運んだ。
準々決勝は東京都ベスト4の駿台学園高と対戦する。「相手がやりたいバレーをやらせないように戦いたい」(松村監督)。県勢の意地を見せて、関東の頂点へ駆け上がる。
共栄学園高
課題を克服し
ライバルにリベンジへ
課題を得ながらも、東京都予選2位の共栄学園高が8強入りを果たした。
5月上旬には「2024ビーチバレーボールU19アジア選手権大会」で5位に入った宇都木乃愛、森愛唯が不在。そして、大会2日前までは秋本美空がU20日本代表候補合宿に参加し、チームを離れていた。
メンバーがそろわないこともあった中で迎えた水城高(茨城)との初戦(2回戦)。ストレート勝ちしたものの、第1セットは25-23と苦しんだ。中村文哉監督は「1試合目はとても難しいですが、ミスが多いので。それをこの大会でどれだけ調整できるか」と選手たちに求めた。
今年に入って決勝で4度対戦し、2勝2敗の下北沢成徳高(東京)が今大会もライバルに。「ガンガンサーブで攻めた2回が勝って、無難にいった2回が負けました」(中村監督)。インターハイ予選前に、自分たちの課題にチャレンジする。
大会1日目の結果、2日目の組み合わせはこちら
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