パリオリンピックに出場するバレーボール日本代表が集結 壮行会でファンとともに一つに
- ビーチ
- 2024.07.08
壮行会に出席したインドアの男女日本代表、ビーチバレーボール女子日本代表【写真:月刊バレーボール】
今月26日に開幕するパリオリンピックに臨むインドアのバレーボール男女日本代表と、ビーチバレーボール女子日本代表が都内で行われた日本バレーボール協会主催の壮行会に出席。関係者やメディア、そして詰めかけた320人のファンの前で、オリンピック本番に向けた意気込みを述べた。
ビーチバレーボール女子日本代表チームはペアを組む長谷川暁子と石井美樹、そして2人を指導する山本和寿監督が出席。女子はパリオリンピックアジア大陸予選第3フェーズで優勝し、16年ぶりに自力でのオリンピック出場を決めた。「ビーチバレーボールを日本でもっと広めたい。強くないと広がらないと思っているので、パリで結果を出すことが大事」と長谷川。また、ペアを組む石井は「アキさん(長谷川)と一球一球全力で、魂を込めて戦っていきたい」とそれぞれ強い決意を語った。
メダル獲得に強い思いを見せる長谷川(写真中央、左は山本監督、右は石井)【写真:月刊バレーボール】
インドアの男女日本代表はそれぞれ出場メンバー、リザーブを含めた13人と監督がステージに姿を見せ、一人一人がパリオリンピックへの意気込みを語った。
女子は初の銀メダルを獲得したVNL2024終了後「メダルに挑戦」という目標を立てたことをあらためて発表。「キャプテンの古賀(紗理那)によってチームが一つにまとまった」と眞鍋政義監督はここまでの活動を振り返り、古賀主将も「前回の東京よりも個々のスキル、チームの組織力が上がっている」と評価。パリオリンピックへは「それぞれ少しずつの勇気を持ってプレーすることが、勝つために必要」(古賀)と決意を口にした。
男子は一人一人が意気込みを述べる際に、髙橋藍、甲斐優斗が笑いをとるなど終始、和やかな雰囲気に。その中で石川祐希主将は「メダルを獲得するためにオリンピックに行くので、メダルを持って帰ってきます」と簡潔ながらも強い思いを述べた。コーチ時代から約8年、男子日本代表を指導してきたフィリップ・ブラン監督はパリオリンピックを集大成と位置づけ「このチームでオリンピックのメダルを獲得することがゴール」と述べた。
石川祐希主将(写真中央)が代表して壮行会を締めくくった【写真:月刊バレーボール】
壮行会の最後には全選手を代表して、石川祐希主将があらためて「パリオリンピックで結果を出せるようにベストを尽くす」と宣言。強い日本をパリの地で見せることができるか、メダル獲得に期待がふくらむ。
■男子日本代表 石川祐希主将、髙橋藍らパリオリンピック2024出場メンバー12人が決定
■女子日本代表 パリオリンピック2024出場メンバー12人が決定