U20女子日本代表 アジア選手権決勝は地元・中国にフルセットで惜敗し準優勝
- アンダーエイジ
- 2024.07.10
U20女子日本代表【Photo:AVC】
2024女子U20アジアバレーボール選手権大会に出場していたU20女子日本代表は7月9日(火)、江門(中国)での決勝で地元・中国と対戦。フルセットにもつれ込む激戦となったが惜しくも敗れ、準優勝で大会を終えた。
準決勝ではタイにストレートで勝利をおさめ決勝へ進出した日本に対し、ホームの盛大な応援にも後押しされながら韓国を3-1で下した中国。アジア選手権決勝における両国の顔合わせはこれまで13回あり、これまで中国が8勝、日本が5勝を挙げている。
試合は日本が第1セットをきん差で奪い先行したものの、中国は高さを武器に続く2セットを連取し逆転。日本も粘りを見せて第4セットを取り返し、決着は最終セットにもつれ込む。地元での優勝を飾りたい中国は12-4と一方的なリードを奪うものの、ここから日本は井上未唯奈のプレーを起点に驚異的な追い上げで13-10に。しかし、タイトルにはあと一歩届かず、中国が13度目のアジア選手権優勝を飾った。
この試合、秋本美空が両チームを通じて最高の26点を挙げたほか、上村杏菜が15点、大森咲愛12点と3選手が2桁得点を記録。全試合終了後に発表された個人賞で、秋本が大会のベストオポジットスパイカーを受賞、日本の得点を演出した熊谷仁依奈がベストセッターを受賞した。
なお、今大会の上位4チームには2025年に開催されるU21女子世界選手権への出場権が付与される。準優勝の日本は今回の経験も礎に、次なるステージ=世界へ挑む。
■ファイナルラウンド(決勝) 7月9日(火)
日本 2-3 中国
(25-23、21-25、17-25、25-14、10-15)
■中国戦の第1セットスターティングメンバー
熊谷、大森、伊藤、秋本、上村、井上未、リベロ井上凜
日本の出場選手は下記のとおり。
【アジアU20女子選手権大会出場選手(12人)】
※ポジション表記はOH=アウトサイドヒッター OP=オポジット MB=ミドルブロッカー S=セッター L=リベロ
<背番号/名前/所属/身長(cm)/ポジション>
1 秋本美空/共栄学園高3年/185cm/OH
3 井上未唯奈/SAGA久光スプリングス/181cm/OH・MB
4 伊藤一葉/NECレッドロケッツ川崎/178cm/MB
5 西村美波/金蘭会高3年/177cm/OH
6 花岡千聡/金蘭会高3年/175cm/S
8 笠井季璃/クインシーズ刈谷/174cm/OH
9 大森咲愛/金蘭会高3年/173cm/OH
10 上村杏菜/PFUブルーキャッツ石川かほく/168cm/OH・OP
11 井上凜香/筑波大1年/168cm/L
12 熊谷仁依奈/筑波大2年/165cm/S ※主将
19 西川 凜/金蘭会高3年/158cm/L
20 田村ガブリエル桂衣良/デル・ノルテ高3年/193cm/OP
【監督】山口祐之(株式会社デンソー)
※所属・学年は2024年7月1日時点
【2024女子U20アジアバレーボール選手権大会 最終順位】
1位:中国
2位:日本
3位:韓国
4位:タイ
5位:ベトナム
6位:チャイニーズタイペイ
7位:カザフスタン
8位:インド
9位:イラン
10位:ニュージーランド
11位:オーストラリア
12位:香港
■U20女子日本代表 アジア選手権準決勝はタイにストレートで勝利し決勝進出
■U20女子アジア選手権 日本は2次ラウンドも連勝で準決勝進出