視線はオリンピックの先へ 男子日本代表B 高橋慶帆＆麻野堅斗、スタッフインタビュー
- 日本代表
- 2024.07.12
岩手で6月に行われたドイツとの親善試合や、味の素NTC（東京）での練習試合（対エジプト）を終えて、7月13日（土）から17日（水）までは堤川（韓国）での招待試合に臨む男子日本代表Bチーム。韓国へと発つ直前、薩摩川内市（鹿児島）での合宿で聞いた、選手・スタッフの声をお届けする（後編）
前編はこちら
ダイナミックな攻撃力が魅力の高橋慶帆
「今季もチャレンジを」高橋慶帆
（本文）
――合宿での調子はいかがですか？
NTCの合宿からあまり休みなく入ってきて、身体的にはちょっとキツイところもありますけれども、今はいいトレーニングができていますし、練習の質も上がってきているかと思います。
――代表に入り、注目度もさらに上がりました
プレー面が伴っていないところもありますが、人気になって、バレーボールが注目されるようになればいいことだと思うので、よいこととしてとらえています。
――目標にしているという柳田（将洋）選手からはどういう部分を学びましたか？
昨季はマサさん（柳田）と一緒にプレーする機会がありました。代表でキャプテンを務められていた方が、自分たちのキャプテンとしてチームに参加して、そこでプレーできたことはいい経験になりましたし、彼のリーダーシップの発揮のしかたなど、いい勉強になりました。
――このチームでのご自身の役割は？
オポジットというポジションで、守りに入るのではなく、攻めにいって、しっかり点を取りにいく姿勢を見せること。得点に絡んでいけたらと思っています。
――セッターとのコンビはいかがでしょうか？
昨季よりはトスも速くなっていて、そういうトスに自分も少しずつ対応できるようになってきたので、そこは収穫ですが、要所で決めきれないところがまだあります。韓国での招待試合に向けて、あと少しのところをしっかり詰めて、終盤のすごく競っている場面でもしっかり強気で攻めて、自信を持ってプレーができるように。セッターとコミュニケーションをとって、コンビを合わせていきたいです。
――今後の目標を教えてください
まずは目の前のことに集中して、自分のできることを最大限に出すこと。それから将来を見据えて、今後いろいろな選択を迫られてくると思いますが、そこは自分のプラスになるように。その選択が難しい選択であってもそれが自分にとってプラスになる、ととらえられるよう努力していきたいと思っています。20歳になって、これから大人の一員になっていきますし、今こうして日の丸も背負っている。今後、大学も卒業して、いろんな選択の場面が必ず出てきます。昨季はジェイテクトでプレーして、オフシーズンを過ごすというチャレンジを大学のうちにさせていただいた。その経験のおかげで、自分のプレーもよくなってきています。今季も同じようにチャレンジをしていきたいと考えていますし、そこでどういう選択をするのかが重要になってくると思います。
――ファンの皆さんへメッセージをお願いします
いつもたくさんの応援ありがとうございます。今、自分たちが日本代表としてプレーできているのも、ファンの皆さんの支えがあってこそ。その支えに対して、自分たちのプレーをしっかり見せていけたらと思います。
たかはし・けいはん／法政大3年
2003年10月13日生まれ
身長194cm／最高到達点357cm
習志野高（千葉）
オポジット
