視線はオリンピックの先へ 男子日本代表B 高橋慶帆&麻野堅斗、スタッフインタビュー
- 日本代表
- 2024.07.12
長身サウスポー、大学2年生の麻野
「一年一年を大事にアピール」麻野堅斗
――代表選出も3年目となりました
1年目は高校生ということもあって学校優先で、合宿に帯同するのは難しかったのですが、去年から代表チームで本格的に活動し始めて、去年はアジア競技大会で3位を獲ることができました。今はこのチームのルール、雰囲気にも慣れてきて、伸び伸びとできています。
――イタリアでの経験はいかがでしたか?(昨季はミラノで練習生としてプレー)
毎日レベルの高い環境で練習できましたし、石川祐希選手がいて、一緒に練習できたことが何よりいい経験になりました。さらにミラノには自分が参考にしている(アグスティン・)ロセル選手がいたので、そういう選手と対峙し、同じ環境で練習できたことはよかったなと思います。
――ロセル選手からはどういったことを学びましたか?
やはり自分がミドルブロッカーとして課題、重点を置いているのがブロックなので。ロセル選手のブロックのスピード、完成のタイミング、形を参考にしているので、間近で見られてほんとうによかったです。
――帰国後、常に成長していきたいとのコメントがありました。今、自分で成長を認める部分はどこでしょうか?
昨季の課題だったブロックという部分では、横へのスピードも徐々に上がってきましたし、相手セッターのくせをつかんだり、データを基にすることで、自分の動きがどんどん速くなってきているなという印象はあります。左利きのミドルって結構難しい、というのは正直なところあります。セッターと合わせるのが難しく、大学に行ったり、日本代表に戻ってきたりの中でも、コンビネーションは時間を費やして合わせていかないといけません。セッターのくせもありますし、個々のセッターの特徴を学ばないと、合わせるのは難しいですね。
――今後の目標を教えてください
パリオリンピックのメンバーが決まり、次のオリンピックに向けてはもう始まっていると思います。自分は最年少ですが、一年一年を大事にして、どんどんアピールしていきたいです。
――甲斐優斗選手の活躍はどうご覧に?
すごく刺激になりますね、同世代なので!
――ではファンの皆さんへメッセージをお願いします
いつもたくさんの応援ありがとうございます。これからも頑張るので、応援よろしくお願いします!
トレーニングも頑張っている麻野選手。体重が100kgを超えたそうで、心身ともに大きくなっています!
あさの・けんと/早稲田大2年
2004年12月24日生まれ
身長207cm/最高到達点345cm
東山高(京都)
ミドルブロッカー
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