令和6年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技(北部九州インターハイ)の開会式が7月25日(木)に中津文化会館(大分県中津市)で行われ、女子大会が開幕した。前回大会女王の下北沢成徳高(東京)、昨年度春高女王の就実高(岡山)、金蘭会高(大阪)などを軸に、26日(金)から頂点を懸けた4日間の熱戦が繰り広げられる
出場51チームを代表し、選手宣誓を行ったのは、東九州龍谷高(大分)の忠願寺風來キャプテン。開会式後に「緊張しました」と明かしたが、堂々と大役をまっとうした。
「今日まで毎日必死に練習してきました。高校生最後の年に地元大分県で開催されることにワクワクが止まりません。日本中に私たち高校生から勇気と感動を与えるとともに、たくさんの支えや応援への恩返しにもなるような大会にし、最後まであきらめず、全力で戦い抜きます」
学校のある中津市で行われ、まさにホームといえる今大会。「たくさんの方から『頑張って』や『応援しているよ』と言っていただけることが多い」と高い期待を肌で感じ、「その分ふだんより気合いが入るし、応援してよかったな、と思ってもらえるように。結果だけではなくて、プレーや試合中の雰囲気で見せたいです」と恩返しを誓った。
今季ここまで3度あった九州大会を2度制した。だが、九州三冠を目指した6月の第77回全九州高等学校体育大会では、注目のルーキー忠願寺莉桜を2024女子U18アジア選手権大会で欠き、悔しい準優勝に。姉の忠願寺(風)キャプテンが「エースに頼るバレーでは勝てないとわかったと思います。その分、それぞれがレベルアップしようという気持ちが強くなりました。今はみんなの気持ちが一つになってきていて、一日一日を楽しく、雰囲気よく練習できています」と語るように、充実したチーム状態で晴れ舞台に挑む。
26日に行われる予選グループ戦の相手は、アンダーエイジカテゴリー日本代表を7人擁する金蘭会高。屈指の好カードにも、忠願寺(風)キャプテンは「最高の相手とやれるのは私たちしかいないと思うので、まずはそれを楽しむこと。たくさんの方が、会場の中でいちばん見てくれる試合だと思うので、声援や応援を力にして頑張りたいと思います」と意気込んだ。
令和6年度全国高等学校総合体育大会(北部九州インターハイ)女子
会場:ダイハツ九州アリーナ、中津体育センター、SWS西日本アリーナ日田(日田市総合体育館)
日程:7月26日 予選グループ戦&敗者復活戦
27日 決勝トーナメント 1・2回戦
28日 決勝トーナメント 3・4回戦
29日 決勝トーナメント準決勝・決勝
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