男子日本代表【写真:Volleyball World】
パリオリンピック2024のバレーボール競技がスタートし、開幕戦に登場した男子日本代表(FIVBランキング2位)は、現地7月27日(土)にドイツ(同11位)と対戦。2-3で敗れた。
1972年のミュンヘンオリンピック以来のメダル獲得を目指す日本の、パリオリンピックの初戦の相手はドイツ。今年のネーションズリーグ予選ラウンドでは、日本がフルセットで勝利していた。
第1セット、日本はドイツのブロックに捕まり2-6と先行を許す。さらに相手エース、グロゼルのサービスエースなどでタイムアウトを挟んで8連続失点と苦しいスタート。西田のスパイクなどで反撃するも追いつくことができず、セットを落とした。
第2セットは中盤に9-12とリードされるが、タイムアウト明けの日本は髙橋藍のブロック、石川主将のパイプ攻撃など4連続得点で13-12と逆転する。一進一退の攻防が続き、終盤に突入すると23-23で山本が好レシーブでつないだボールを髙橋藍が決めてセットポイントを迎えると、最後は石川主将が決めてセットを奪い返した。
第3セットは序盤に髙橋藍、石川主将、山内らの攻撃で6-2とリードするが、ドイツに11-10と追い上げられる。しかし日本は山本の好レシーブを得点につなげ、石川主将のパイプ攻撃、西田のサービスエースなどで18-14と再び突き放し終盤へ。22-18では、関田が宮浦と交代しコート内にセッターがいない状況で髙橋藍がトスを上げ、石川主将が決めるシーンも。最後も石川主将が決めて、セット連取に成功した。
第4セットは序盤に日本が先行したものの、グロゼルのスパイクで逆転されると、カンパのブロックなどで10-12とリードを許す。その後、髙橋藍のサーブやパイプ攻撃で15-14とするが、ライツェルトのサービスエースなどで15-17と再び逆転される。日本は山内のブロック、石川主将のサービスエースで追い上げ、宮浦のバックアタックでジュースに持ち込んだものの、取りきれず勝負の行方は第5セットへ。
第5セット、グロゼルのブロックなどで4-8とリードを許した日本だったが、小野寺、石川主将、西田らの3連続得点で7-8まで迫る。しかし追いつくことはできず、最後はカーリツェクの放ったボールが日本のコートへ。日本はフルセットの末に敗れ、パリオリンピック初勝利は次戦に持ち越しとなった。
なお女子日本代表は現地7月28日(日)にポーランドと予選ラウンド初戦を迎える。
■パリオリンピック2024男子
予選ラウンドC組
日本(FIVBランキング2位) 2-3 ドイツ(同11位)
(17-25,25-23,25-20,28-30,12-15)
■日本の第1セットスターティングメンバー
石川、山内、西田、髙橋藍、小野寺、関田、リベロ山本
■日本のトップスコアラー(上位3人)
石川 22得点(アタック21得点、サーブ1得点)
西田 20得点(アタック15得点、ブロック2得点、サーブ3得点)
髙橋藍 15得点(アタック14得点、ブロック1得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第2戦)
7月31日(水)13:00(日本時間20:00)
対戦相手:アルゼンチン(同8位)
■次戦のテレビ放送、TVer配信予定
NHK総合 7月31日(水)19:50〜放送予定
※記事内のFIVBランキングは日本の試合前のもの
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