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春高2025

金蘭会が就実を下して2年ぶり3回目の栄冠【北部九州インターハイ2024】

  • 高校生
  • 2024.07.29

 2年ぶり3回目の栄冠を手にした金蘭会【写真:月刊バレーボール】

 

 

 令和6年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(インターハイ2024)女子は7月29日(月)に最終日を迎え、決勝トーナメント準決勝と決勝がダイハツ九州アリーナ(大分県中津市)で行われた。アンダーエイジカテゴリー日本代表選手を多く擁する金蘭会(大阪①)と春高女王で今大会第2シードの就実(岡山)のカードとなった決勝は、金蘭会が3-0で勝利し、2年ぶり3回目の栄冠に輝いた。

 

■決勝トーナメント女子決勝 特設コート

 金蘭会(大阪①)3-0 就実(岡山)

(25-22,25-23,25-14)

 

 予選グループ戦で東九州龍谷高(大分①)、決勝トーナメント3回戦では第1シードの下北沢成徳高(東京②)を下して勝ち上がった金蘭会は、アンダーエイジカテゴリー日本代表選手を7人擁し、前衛、後衛問わず繰り出す強力な攻撃が持ち味。対する就実は昨年度の春高で優勝を経験したエース福村心優美キャプテン、髙橋凪、押川優衣らを中心に、伝統の基本に忠実なプレーを武器に失セット0で勝ち上がった。

 

 第1セットは序盤に金蘭会が①大森咲愛のバックアタックなど4連続得点で差を広げると、その後もブロックなどで就実の攻撃を食い止め14-8と大きくリード。就実がエースの④福村心優美主将の攻撃などで食らいつき、22-20と2点差まで追い上げたが金蘭会が逃げ切ってセットを先取した。

 

 第2セットは金蘭会が4-1と先行するが、粘り強く食らいつく就実は14-12から①髙橋凪、②押川優衣のアタックなどで5連続得点をあげて逆転に成功。しかし、直後に金蘭会が⑦馬場柚希のサービスエースなど4連続得点で再び逆転して18-17とする。終盤に就実が⑦牛田音羽のアタックなどで追い上げるも及ばず、金蘭会がセットを連取した。

 

 第3セットは金蘭会が⑦馬場のブロック、③花岡千聡のサービスエースやこのセットからコートに入った⑪平野シアラのスパイクなどで就実を突き放し13-5と大きくリードする。就実は②押川のブロックやサービスエースなどで反撃するが、金蘭会の勢いを止められない。迎えたマッチポイントを⑪平野がライトからのスパイクで決めて勝利。コート上に歓喜の輪が広がり、2年ぶり3回目の栄冠を手にした。

 

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