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眞鍋監督「チームが経験したことを次のチームへと引き継ぐ」今シーズン総括コメント

 眞鍋政義監督(女子日本代表)【写真:Volleyball World】

 

 

 バレーボール女子日本代表の眞鍋政義監督が、今シーズンを総括するコメントを8月16日(金)に発表した。

 

 眞鍋監督は今季について「パリオリンピックの出場権が懸かるバレーボールネーションズリーグ(VNL)と、オリンピック本大会と短期間で2つの大会にピークをもっていかなければならない難しいシーズンだったなかで、最低限の目標であったパリオリンピック出場権を獲得することができた」と話した。

 

 眞鍋監督はパリオリンピックについて「約1ヵ月という短い期間で、最大限の準備をして臨んだが、VNLのファイナルラウンドで見せた勝負強さを発揮することがなかなかできなかった。あの一点、あの一本と悔やまれる場面はいくつもありますが、これが我々の実力だったと今は真摯(しんし)に受け止めています」と振り返った。

 

 女子日本代表に対して「かねてから対戦国との体格やパワーの差に言及してきましたが、各国の守備力も年々上がっている。世界の強豪国と戦うためには、選手個々の技術、経験を積み重ねることはもちろん、戦術、戦略を磨き上げることが急務」と今後の課題をあげ、「このチームが経験してきた試合をしっかり分析して、次のサイクルを戦うチームへと引き継ぐ」と決意を述べた。

 

 今季、女子日本代表はパリオリンピックの出場権獲得を目標にスタートした。オリンピック出場枠を懸けたVNL2024では、初戦で世界ランク1位(当時)のトルコに勝利するなどでポイントを積み重ね、世界ランキングによるオリンピック出場権を獲得。今季の最大の目標をクリアした女子日本代表はその後、同大会で初の銀メダルを獲得した。選手、スタッフ全員で話し合い、「メダル獲得に挑戦すること」を目標として臨んだパリオリンピックでは、開幕から2連敗。最終戦でケニアに勝利し、1勝2敗のB組3位としたが、予選ラウンド全体9位で惜しくも決勝トーナメント進出はならなかった。

 

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