中学生世代の4人制ビーチバレーボールの全国大会「湘南藤沢カップ ビーチバレージャパン4×4 U-15 第15回全日本4人制中学選手権」(以下、湘南藤沢カップ)が8月17日(土)、18日(日)に鵠沼海岸(神奈川)で開催され、男子はフレンズAジェンツー(岐阜)、女子はCynthia(京都)が優勝を飾った。
江ノ島をバックに熱戦が繰り広げられた
フレンズが悲願の初優勝。Cynthiaは競り合いに強く
男子のフレンズは湘南藤沢カップで過去に準優勝の実績を持ち、去年は第3位と上位の常連だったが、今年ついに悲願の日本一に輝いた。キャプテンの杉浦爽太(藍川中〔岐阜〕3年)と弟の杉浦丈琉(藍川中〔岐阜〕2年)は今週末の24日(土)、25日(日)に愛知県で開催される「HEKINANマンモスカップ ビーチバレージャパンU-15第4回全日本中学選手権大会」への出場が決まっており、2人制の全国制覇へ弾みをつけた。
女子のCynthiaはこれまでに数々のビーチバレーボール選手を指導してきた佐藤升男氏が監督を務めるクラブチーム。サーブとレシーブ、つなぎを磨いて今大会へ臨み、準決勝、決勝と終盤の競り合いを制して優勝をつかみとった。
男子優勝のフレンズAジェンツー
【湘南藤沢カップ ビーチバレージャパン4×4 U-15 第15回全日本4人制中学選手権/最終結果】
=男子=
優勝:フレンズAジェンツー(岐阜)/準優勝:清原中(栃木)/第3位:藤枝リアン(静岡)、香川アンフィニ(香川)
=女子=
優勝:Cynthia(京都)/準優勝:クラブ レリーフ(神奈川)/第3位:SSBVC(兵庫)、リアル・マーメイド(奈良)
女子優勝のCynthia
前日の台風直撃を鑑み、初日の開始時刻を後ろ倒しに
今年の湘南藤沢カップは、お盆を直撃した台風7号の影響を鑑み、初日の16日午後からの開催となった。なお当初予定されていたビーチバレーボール講習会などは中止となっている。
会場である鵠沼海岸常設ビーチバレーボールコートは台風が襲来した際、常設とはいえ被害を避けるためにポールやネット、ラインを撤去する。そのため16日は朝7時半から、関係者や大会に参加する地元の藤沢クラブ(神奈川)の中学生たちがコートやテントの設営、ビーチクリーニングを行い、無事に大会を実施する環境を整えていた。
また翌17日も途中でゲリラ豪雨に見舞われ、およそ1時間中止となったが、晴れたあとは強烈な日差しと爽やかな風が吹き込むなか、中学生ビーチバリヤーたちが汗を流す姿が見られた。
大会運営を手伝う藤沢クラブの面々。毎年見られる光景だ
(取材・写真/坂口功将)
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