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JT女子 宮部愛芽世が子どもたちへの指導で大切にしたこと。地元の交流会で「私自身、楽しかった記憶があるので…」

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  • 2024.08.26

 SVリーグ女子のJTマーヴェラス(9月中旬から大阪マーヴェラスに改称)が814日(水)に兵庫県立文化体育館 常盤アリーナ(兵庫)で開催された「バレーボール交流会」に登場した。12名の選手が指導者となって計100名を超える小中学生を指導するなか、宮部愛芽世はかつての自分の姿を重ねていた。

 

宮部愛芽世(みやべ・あめぜ/身長173㎝/最高到達点303㎝/金蘭会高〔大阪〕→東海大→JTマーヴェラス/アウトサイドヒッター)

 

社会人1年目、JTでプレーする宮部

 

 この日、JTの選手たちは一人あたり、約56名の小中学生の指導にあたった。それぞれの輪で宮部はときに言葉巧みに、ときに実演をまじえながら、参加者たちにアドバイスを送っていた。

 

「ここがこうなっていると、こうなってしまうやろ? やから…」とていねいな説明もあれば、グループごとに座って設けられた質問タイムでは「あれやん!!」と関西弁のツッコミも飛ぶ。子どもたちとの会話を聞くかぎりは、うまく言語化できているようだが…。

 

「東海大でも中学生を相手に何度か指導する機会がありましたし、女子日本代表のイベントでバレーボール教室もありましたから。でも、それぐらいで、ほとんど経験はないんですよ。

 

 何度か回数を重ねるなかで、だいぶ慣れてきた部分はあります。とはいえ、自分が“これはできるだろう”と思っている範囲が相手によってはできなかったり、子どもたちがぶつけてくる大きな疑問に対して、もう少しうまく答えることができたら、子どもたちはもっともっとおもしろいのかなと思ったりも。そこは模索しながら、でした」

 

 そう言ったものの、クリニックの最中には、口元から白い歯がキラリ。実に楽しそうだった。

 

「私自身は楽しみながらできるほうだとは思っているので。子どもたちが『わからない』となっている状態から『できた!!』となったときに一緒に喜べるのが、とても楽しいですね」

 

 

この日の「バレーボール交流会」は兵庫県立文化体育館ファシリティ共同体とひょうごスポーツ応援部が主催したもの

 

JTが開くクリニックで、やんちゃをしていた!?

 

 実は宮部自身、JTが参加するこうしたクリニック(バレーボール教室)とは縁がある。兵庫県尼崎市出身であり、バレーボールを始めた小学生の頃に参加していたというのだ。

 

 2022年に日本代表に登録された際には元JTの竹下佳江さん(日本代表では監督付戦略アドバイザー)とのツーショットをSNSで披露し、そこでは幼少期を懐かしむ様子も。宮部自身が明かす、当時の記憶と真相はこうだ。

 

「その頃、JTでプレーしていた(元韓国代表エースのキム・)ヨンギョンが大好きだったんですよ。それでJTのクリニックでも、選手ごとにグループに分かれるんですけど、私は勝手にヨンギョンの元にいったりしていて(笑)

 

 それをテンさん(竹下)が覚えていらして、『すごくやんちゃだったから覚えているわぁ』と。テンさんと直接お話しした記憶は定かではないのですが、やんちゃだった私のことは覚えてくださっていたみたいです」

 

 小学生時代の宮部はJTのホームゲームに毎シーズン足を運び、エスコートキッズを務めた経験もある。やがて社会人となり、そのユニフォームを着ることになるとは不思議な巡り合わせだ。

 

イベントの最後には参加者たちへのサイン会も設けられた

 

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