イタリアのバレーボールリーグ、セリエAのペルージャで新シーズンを迎える石川祐希が、開幕前の9月25日(水)にオンライン会見を行った。
ペルージャに合流して1ヵ月が経った石川は「トップ選手ばかりが集まっているチームで、ふだんからレベルの高い練習を行っているので、練習しているだけでもレベルアップしていく感覚がある。チームはサーブ、ブロックが武器なのでサイドアウトをしっかり取ること、ブロックを抜けたボールをディフェンスし、ハイボールをしっかり決めきることができていれば、あまり負けることはないと感じる」と、昨季スーパーコッパ、リーグ、コッパイタリア、そして世界クラブ選手権を制した強豪チームのレベルの高さを肌で感じている様子。
今季、プレー面の課題としてはサーブレシーブの返球率とハイボールの決定率を上げた。チームは開幕前の前哨戦、スーパーカップを制して好スタートを切り、石川自身も決勝で20得点を挙げてMVPにも選出されるなどすでに活躍を見せているが、「スーパーカップでレセプションの返球率、ハイボールの効果率・決定率が悪かった。今後の課題になっていく。上のレベルにいくほどサーブが強くなるので、そこでどれだけAパスに近い返球ができるか、が勝つ確率を上げることになる。崩れたときでもハイボールをしっかり決めることが重要」と語った。また「チームはスーパーコッパ、リーグ戦、コッパイタリア、チャンピオンズリーグで優勝することが目標で、そこしか見ていない。チームとしては去年勝っているので、今シーズンの方が難しくなることが全員わかっている。自分も活躍してタイトルを取れるように戦っていきたい」と話した。
今季のリーグは9月29日(日)のヴェローナ戦から開幕する。世界最高峰のリーグでさらなるレベルアップを目指す石川の過酷な戦いが、まもなく始まる。
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