大同生命SVリーグ開幕まであと10日と迫った10月2日(水)、SV男子の東京グレートベアーズがシーズン開幕記者会見を行った。
国立競技場代々木第二体育館のコートで行われた会見には、ファンクラブのメンバーも大勢訪れ、意気込みを語る選手たちの雄姿を見届けた。
久保田健司社長からは「ホームゲーム動員10万人」という目標が語られた。1年目の2022-23シーズンに44,125名を動員、またV.LEAGUE MENの一試合における最多入場者数記録(当時)を打ち立てると、昨2023-24シーズンには62,859名と着実に動員人数を伸ばしており、今季の目標達成も夢ではない。
エースの柳田将洋は「かなり大きなチャレンジだなと思いますが、チームも毎シーズンチャレンジし続けているので、そこに対して僕らもしっかり向き合っていきたいと思います」と、試合での活躍、勝利はもちろんのこと、SNSなどを使った情報発信も含めてコート内外でのアピールを行っていきたいと意気込んだ。
今シーズンもホームでの開幕戦からさまざまなイベントが用意されており、10月12日(土)のウルフドックス名古屋とのシーズン初戦では、女優の本田翼が始球式を務め、東京スカパラダイスオーケストラが生演奏するチームのテーマソング『北斗七星』に合わせて選手が入場するなど、会場を訪れたファンが楽しめるコンテンツが盛りだくさんだ。
「あと1勝」に泣き、V・ファイナルステージ進出を逃した昨季の悔しさを忘れてはいない。2年目となるカスパー・ヴオリネン監督のコンセプトも浸透し、チームの成熟度は増している。昨シーズンを戦った選手たちの強化に加えて、ポルトガル代表でキャプテンも務めたアレックス・フェレイラと、ポーランド代表経験のあるマチェイ・ムザイが新加入。フェレイラが加入したことで、アウトサイドヒッターのスタメン争いはし烈を極め、それもレベルアップへとつながっている。また、208㎝とチームNo.1の高さを誇るムザイは、セッターの深津旭弘選手が「今までトスを上げたことがないくらいの高さ」と表現するほどだ。
さらに日本代表経験のある大竹壱青も加わった。昨季は韓国Vリーグでプレーしていた大竹はオポジットからミドルブロッカーに転向。「ミドルブロッカーとして成長している、新しい大竹壱青をお見せできれば」と決意を語った。
また、リベロの大前隆貴(星城高→愛知学院大4年)とセッターの黒川竜星(崇徳高→大阪産大4年)、現役大学生2名の加入も発表され、真新しいユニフォーム姿で登場した。
東京グレートベアーズとなって3シーズン目を迎える。「サポートしてくださるたくさんの方々と一緒にプレーオフに進出して、その先の夢に向かって、バレーボールが楽しいと体現していきましょう」と、古賀太一郎主将。チームコンセプトの”バレーボールドリーム”をかなえるため、走り続ける。
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