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佳境を迎えた関東大学男子秋季リーグ戦 早稲田大が無敗で首位 4チームが2敗で追う

  • 大学生
  • 2024.10.08

1979年以降、男子の全日本インカレを制したのは関東の大学のみ。今年もハイレベルな戦いを見せている関東大学秋季リーグ戦(男子)は8試合を消化し、残り3戦となった。929日終了時の結果では、春季リーグで2位だった早稲田大が無傷の8連勝で首位に位置している。2位から5位は順に中央大、順天堂大、明治大、東海大となり、4チームとも62敗(順位はセット率による)。し烈な上位争いを演じている。今週末に行われる2試合の結果しだいでは、早稲田大の優勝が決まる可能性がある

 

 

新キャプテンとなった早稲田大#2前田凌吾

 

 

 早稲田大はこの夏からキャプテンに3年生セッターの前田凌吾が就任し、チームを引っ張る。928日の筑波大戦にはセットカウント3-1で勝利したが、試合後は反省の言葉を口にした。「イメージしている攻撃の組み立てやトス回しができなかった。自分は不甲斐なかったが、みんなが頑張ってくれた」。それでも松井泰二監督は前田に対して「(夏から)格段に安定してきた。その分、競り負けなくなっている」と評価している。副将として戦っていた今春は83敗で2位と、リーグ戦3連覇を逃した。「夏からこのチームは伸びたと、自信を持つことができている。自分がチームをまとめて、いいゲームができるように心がけている」と前田キャプテン。今週末の試合で連勝し、2季ぶりのリーグ優勝を決めたいところだ。

 

 今年の春季リーグ戦と東日本インカレを制し、シーズン四冠を目指す中央大は、日本大と日本体大に連敗。一時は6位まで順位を下げたが、春の上位校である明治大と筑波大にいずれもストレート勝ちし、62敗の2位と順位を上げてきている。キーとなるのは1年生の尾藤大輝。928日の明治大戦で初のスタメンを勝ちとり、オポジットに入った。「高校時代から、バックライトからのスパイクは自信を持って取り組んできた」と、本職はアウトサイドヒッターながらもポイントゲッターの役割をこなし、チーム最多の15得点を挙げた。柿崎晃キャプテンも「アグレッシブに1年生らしく活躍している」と評価。首位の早稲田大を追うチームの中心になれるか。

 

 日本代表の甲斐優斗を擁する専修大は35敗の8位だが、まだ上位進出の可能性が残されている。929日終了時で、リーグ最多得点の甲斐は「バレーボールは一人では勝てない。チーム全体で残りの試合を戦っていきたい」と気を引き締める。

 

 

専修大#7甲斐優斗は長い腕から放たれるスパイク、サーブを武器に、8試合で総得点254を記録

 

 

 2018年秋以来で関東1部に昇格した国士舘大は、928日の日本大戦で久しぶりの勝利をあげた。「うれしい。これからも全員でつないで1点を取りにいく戦いをしたい」と西宏志朗キャプテン。929日終了時の10位から、少しでも勝ち星を増やしたい。

 

 4年生にとっては集大成となる秋季リーグ戦を、最後に笑顔で終える大学はどこになるのか。8試合を終えた時点で、首位に立つ早稲田大は1012日に4位の明治大と、13日に3位の順天堂大と対戦する。首位を追う2チームが止めるか、それとも早稲田大が連勝し、優勝を決めるのか。今週末の2試合に注目したい。

 

文・写真/廣田充則(編集部)

 

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