三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社と株式会社マクロミルは「2024年スポーツマーケティング基礎調査」を実施し、調査結果の速報版を10月30日(水)に発表した。調査によると、好きなスポーツ選手ランキングの3位に石川祐希(ペルージャ)、5位に髙橋藍(サントリー)がランクインするなど、バレーボール選手の躍進が見られた。
これは三菱UFJリサーチ&コンサルティングとマクロミルによる共同調査で、スポーツへの関心、参加意向、消費意向などの調査を通じて国内スポーツ市場の実態を把握し、それらをスポーツ経営や振興に役立てるため2004年から開始したもので、今回は21回目となる。調査は全国の15歳(中学生を除く)~69歳に対して実施し、男性1,000人、女性1,000人、計2,000人の回答を得たとのこと。
今回の調査結果では、男子日本代表の主将を務めイタリア・セリエAで活躍している石川祐希と、同じく日本代表で主力として活躍し、SVリーグのサントリーサンバーズ大阪で活躍する髙橋藍が、好きなスポーツ選手ランキングのそれぞれ3位と5位に入った。7年連続で1位を獲得したのは米大リーグのドジャースで活躍する大谷翔平(野球)。2位に英プレミアリーグのブライトンでプレーする三苫薫(サッカー)、4位には米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有らがランクイン。石川、髙橋ともに前回、前々回の調査では5位以内には入っておらず、パリオリンピックなどの国際大会における活躍で注目を集めたようだ。
それを裏付けるように「パリオリンピックで観戦したスポーツ」という設問では、バレーボールが21.5%で1位と多くの人が観戦。前回の東京2020オリンピックでは同ランキング11位だったこともあり、大きな躍進を見せた。さらに「もっとも好きなスポーツ」では21年連続1位の野球、2位サッカーに続いて、3位には2年連続でバレーボールが入った。
世界最高峰のバレーボールリーグを目指すSVリーグが10月11日(金)に開幕している。日本代表やオリンピックで高まるバレーボールへの関心を、国内バレーボール人気へとつなげていきたいところだ。
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