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春高鹿児島県予選は男女とも夏のインターハイ代表が今回も全国切符を獲得

4年連続5度目の春高出場を決めた川内商工高

 4年連続5度目の春高出場を決めた川内商工高

 

 

 第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会 鹿児島県代表決定戦は11月4日に西原商会アリーナで大会最終日が行われた。男子は川内商工高が4年連続5回目、女子は鹿児島実高が2年ぶり2回目となる優勝で全国大会への切符をつかんだ。

 

 男子決勝、川内商工高は鹿児島商高をストレート(25-23、25-16、25-20)で退けた。一進一退の攻防から3年生ミドルブロッカー下永田頼翔らが躍動し、連続ブレイクでセットを先取。続く第2、3セットも川内商工高はいいリズムで攻守がかみ合い、チーム力の高さを見せて頂点に立った。田代博明監督は「連覇のプレッシャー、センターコートの緊張感のなかで第1セットをしっかり取れたのが大きい。ミドルブロッカーをどう使うか? というのが課題だったが、ブロックをこれだけ(19本)決めてくれたのは成果。期待通りに3年生が頑張ってくれた」と評価する。起用に応えた下永田は「3年生最後の大会の決勝で、いいパフォーマンスができた」とほほ笑む。夏以降、コートでの存在感も増した大屋敷颯真キャプテンのもと、チーム一丸となって全国に挑む。

 

 

今年は県内主要大会を制してきた鹿児島実高。2年ぶりの春高へ

 

 

 女子決勝は両チームともによく拾い、つなぐ戦いとなったが、2年生エース福島楓佳を中心とした鹿児島実高の勝負どころでの強さが光った。鹿児島城西高にストレート(25-18、25-17、25-18)勝ちをおさめ、インターハイに続いて代表の座を獲得した。福島は「全力で楽しくプレーできた」と喜びの表情を見せ、岩下哲也監督、祝迫凛乃キャプテンはともに「春高でベスト8を狙いたい」と2年前の初出場ベスト16を上回る目標を掲げる。明るくはつらつとしたチームのキャラクターを生かして勢いに乗り、春高の舞台で輝けるか。県勢の期待を担い臨む。

 

取材/泊 亜希子

 

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