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春高2025

全国大会5連覇の金蘭会中女子が優勝報告会で喜びを分かつ「信頼を力に変えました」と吉田和桜キャプテン

  • 中学生
  • 2024.11.07

 今年8月に行われたバレーボールの「令和6年度 第54回全日本中学校選手権大会」(以下、全中)で前人未到の5連覇を達成した女子の金蘭会中(大阪)が、金蘭会中学校・高等学校(大阪)で優勝報告会を105日に開催。選手たちやその保護者、学校関係者に加えて、代々のOGも出席し、喜びを分かち合った。

 

 

出席者全員による集合写真

 

 

 報告会の壇上で佐藤芳子監督は「毎年、この1年のシーズンが終わったという気持ちです。直近10回のうち全国制覇は8度、そのうちの2度は優勝させてあげることができませんでしたが、それでもすごいんだよと卒業生たちには伝えたい」とこれまでともに歩んできた選手たちに思いを馳せる。さらに名門・諫早中(長崎)との接戦を制した今夏の全中決勝について、「第1セットを落として、私からは『まだあわてるような時間じゃない』と話したのですが、どうにも選手たちの記憶には残っておらず(笑) 自分たちで冷静になって、やるべきことを把握して、試合と向き合っていました」と自虐をまじえながら、逆転勝ちをたぐりよせたチームの戦いぶりをたたえた。

 

 

(右から)2024年度キャプテンの吉田と来年度キャプテンを務める中村

 

 今年度のキャプテンを務めた吉田和桜は「信頼を力に変えました」と仲間に感謝し、次の代でその役を受け継ぐ2年生の中村愛実は「一人一人の強みを生かすことで、どんなに苦しい場面でも勝ちきれることがわかりました」と先輩たちの姿から得た学びを胸に、自分たちの代でも日本一になることを強く誓った。

 会の最中には、余興として体育祭で練習していたというダンスや、元タレントの「ブルゾンちえみ」を模したネタ見せを部員たちが披露するなど“大阪らしい”雰囲気も。また日頃から取り組んでいる1分間スピーチでは3年生たちがこれまで過ごしてきた部活動の日々を振り返り、目に涙を浮かべる出席者の様子も見られた。

 

(取材・写真/坂口功将)

 

 

完成度の高い余興を繰り出す金蘭会中。バレーボール以外も決して手を抜かない

 

 

※本誌「月刊バレーボール」12月号では男子 安田学園中(東京)の優勝祝賀会の模様を紹介。1115日(金)発売予定

 

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