TSUTAYA創業の地・枚方(ひらかた)市にある、枚方 蔦屋書店を中心とした文化商業施設「枚方T-SITE」(大阪)で、パリオリンピックでも活躍した山内晶大や山本智大など、SVリーグ男子・大阪ブルテオンの5選手を招いたトークショーが11月22日に行われ、約60人のファンが集まった。
書店イベントらしく『ハイキュー!!』にまつわるトークショー
大阪ブルテオンのホームタウンの一つであり、ホームアリーナのある大阪府枚方市。京阪「枚方市」駅すぐの枚方T-SITEでは、大阪ブルテオンと読書月間(11/2~11/30)の取り組みを実施。選手オススメの一冊のコーナーをつくり、そこから小説などを購入すると全16種類の大阪ブルテオンオリジナルしおりがもらえる特典が付いている。合わせて、5選手を招いてのトークショーも22日に開催。書店の一角で行われた関係で座席は限られたものの、予約開始3分余りで完売という、大阪ブルテオンの人気を表すイベントとなった。
トークショーはバレーボール漫画『ハイキュー‼』に沿ったクイズと、その場面にまつわる自らの思い出や考えを聞いていく流れで実施。相棒について問われると、中村駿介が「池城(浩太朗)選手です。今、試合に出られないなかで、2人でチームを盛り上げている」と話し、富田将馬は「Bチームでいいトスを上げてくれている中村選手」。山内が、「1人じゃなくてもいいですよね」と断りを入れ、「ファンです」と会場をうっとりさせた。山本は「バレーボール、ボールです」と語り、池城は「先輩たちみんなです」と相棒トークを締めくくった。
スペシャルプレーについては、セッターの中村が「最近ではフィリピン遠征で、ノーマークでツーしたときです。インスタグラムに載っているので見てください」と、フィリピン代表を相手に決めた、意表をついたツーアタックをあげると、池城が「インカレの3位決定戦でノーフェイク(フェイクセットからノーマーク)を決めました。検索したら出てきます」と重ねた。
忘れられない恩師の言葉については、富田が「小学生のときに、チャンスの神様には前髪しかない、と言われました。目の前に来たときにつかまないと失ってしまう、という意味で、その時々の全力プレーを心がけています」と話すと、山本は「過去より今。あのときのプレーがよかったとか、振り返るのではなく、常に今がベストになるようにプレーしたい」と語った。
トークショーの最後には、山内が「SVリーグ初代チャンピオンは、非常に価値のあるもの。優勝して枚方でパレードをしたいと思っています」と締めくくった。11月24日時点では10勝2敗と首位を走る大阪ブルテオン。44試合が行われるレギュラーシーズンはまだ序盤だが、地元枚方では、この勢いのまま優勝を飾ってのパレードや優勝報告会が期待されている。
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