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男子日本代表新監督就任内定会見 ティリ新監督「自分の経験を掛け合わせることで新たな力が生まれ飛躍できる」

新監督就任内定記者会見が行われた(左から南部正司男子強化部長、ロランティリ新監督、川合俊一会長)【提供:日本バレーボール協会】

 新監督就任内定記者会見が行われた(左から南部正司男子強化部長、ロラン・ティリ新監督、川合俊一会長)【提供:日本バレーボール協会】

 

 

 公益財団法人日本バレーボール協会は、男子日本代表チーム新監督内定記者会見を12月2日(月)に行い、就任が内定しているロラン・ティリ新監督がオンライン会見に臨んだ。

 

 同席した川合俊一会長は、冒頭に「複数の候補者がいるなかで、全会一致でティリ氏に決まった。東京オリンピックでフランスを初優勝に導いた実績、日本人の気質や風土にすごく慣れていること」など選考理由を説明。そのうえで「世界最高の監督が日本代表チームを率いてくれるのは喜ばしいこと。ロサンゼルスオリンピックまでに、世界でメダルを取れるようなチームに引き上げて欲しい」と期待を述べた。

 

 ティリ新監督は「すでに高い成績を残している男子日本代表を率いることを光栄に感じているが、(その分)大きな責任も感じている」と思いを語りつつ「(オリンピック等での)自分の監督経験を掛け合わせることで、また新たな力が生まれ飛躍できると思っている。表彰台を目指したい」と意気込みを語った。

 男子日本代表の強化について「これまで8年間同じチーム体制で発展してきた。基本的な方針はしっかり継承し、それを生かしていく」と話しながらも「言葉としてはよくないかもしれないが、監督というものはときにエゴイスト。自分の信念、考えに基づいて行動しなければならない。まずは自分の考え方を現状に当てはめて進めていきたい」と、自身の経験や哲学に基づいてチームづくりを行う考えであることを発表した。

 

 選手選考については「(代表選考に)上も下も年齢制限はない。選考の対象は広く経験豊富な選手、新しい若い選手などを、チームスタッフと協議し最高の選手を選考するのが私の使命。それぞれの選手の体力面、メンタル面、技術面などを評価して慎重に選考していく」と話した。

 

 現在、ティリ監督はSVリーグ男子の大阪ブルテオンを率いているが、今季終了後に退任し、男子日本代表監督に就任、専念する予定。契約期間は2028年、ロサンゼルスオリンピック後に開催されるアジア選手権までの予定となっている。

 

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