令和6年度天皇杯全日本バレーボール選手権大会の決勝が12月22日(日)にAsueアリーナ大阪(大阪)で行われた。
男子決勝は、連覇を狙う大阪ブルテオンとサントリーサンバーズ大阪が対戦。サントリーは昨年、世界クラブ選手権参加(銅メダルを獲得)のため、天皇杯ファイナルラウンドの出場を辞退していた。両チームは、今季SVリーグの開幕節で対戦しており、そのときは大阪Bが2勝している。
1セット目は、序盤に柏田樹のブロックなどで連続得点を奪ったサントリーが先行。1点差まで詰め寄られたあともドミトリー・ムセルスキーのサービスエースなどでリードを広げると、さらに連続得点を重ねてセットを先取した。
2セット目は、大阪Bが永露元稀のツーアタックやトーマス・ジェスキーのスパイクなどで抜け出す。そのあとは一進一退の攻防が続くが、サントリーはリリーフサーバーに甲斐孝太郎を起用すると、そこから連続得点で逆転に成功。最後まで競り合ったが、アレクサンデル・シリフカがサービスエースを決めてサントリーが連取した。
3セット目、序盤は互いに譲らず競り合うが、中盤に同点の場面から連続得点でサントリーが前に出ると、そのあともムセルスキーの連続ブロックなどでリードを広げて優位に試合を進める。あとがない大阪Bも西山大翔と中村駿介を2枚替えで投入し、途中出場の富田将馬のブロック得点などで流れを引き戻そうと試みるが、最後は髙橋藍のフェイクセットからムセルスキーがスパイクを決めて優勝を勝ち取った。サントリーは現行の天皇杯(2007~)において2度目の栄冠。なおMVPは、サントリーで攻守に存在感を放った髙橋藍が獲得した。
試合結果は下記の通り。
【12月22日(日)ファイナルラウンド男子決勝】
会場:Asueアリーナ大阪(大阪)
<特設コート>
サントリーサンバーズ大阪 3-0 大阪ブルテオン
(25-12、25-22、25-17)
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