バレーボール中学生世代の選抜チームによる全国大会、JOCジュニアオリンピックカップ第38回全国都道府県対抗中学大会(JOC杯)は、最終日の12月28日(土)にAsueアリーナ大阪(大阪府)で男女準決勝と決勝が行われた。
女子決勝は、初優勝を狙う京都と前回大会ベスト4の東京が対戦。準決勝で京都は茨城を、東京は前回大会王者の大阪北をそれぞれ下して決勝へと勝ち上がった。この試合では今大会、失セット0で勝ち上がってきた東京から京都がセットを先取すると、2セット目もものにし初優勝を手にした。
男子決勝は地元の大阪南と、今年の全中王者である安田学園中の竹内祐一郎、平方大翔を擁する東京が対戦。ここまで予選グループ戦を含めてセットを失わずに勝ち上がってきた両雄の対戦となった試合は、中盤に抜け出した東京が先行。大阪南が粘りを見せて終盤に逆転し先にセットポイントに到達するが、そこから追い上げてジュースに持ち込んだ東京が先取した。2セット目は序盤から得点を重ねて試合を優位に進めた東京が、逆転を許さず2年ぶり8度目の優勝を飾った。
男女準決勝、決勝の試合結果は下記の通り。
【2024年12月28日(金)男女準決勝、決勝】
会場:Asueアリーナ大阪
■準決勝
・女子
[B1コート]
京都 2-0 茨城
(25-22、25-17)
[C1コート]
東京 2-0 大阪北
(25-23、25-20)
・男子
[B2コート]
大阪南 2-0 静岡
(25-16、25-19)
[C2コート]
東京 2-0 熊本
(25-10、25-14)
■決勝
[特設コート]
・女子
京都 2-0 東京
(25-17、25-22)
・男子
東京 2-0 大阪南
(27-25、25-19)
<最終結果>
・女子
優勝 京都
準優勝 東京
3位 茨城、大阪北
・男子
優勝 東京
準優勝 大阪南
3位 静岡、熊本
■表彰選手
<女子>
・JOC・JVAカップ
大雲舞子(東京)/八王子実践中3年/183cm
・次世代有望選手
大雲舞子(東京)/八王子実践中3年/183cm
頼冨果穂(鹿児島)/武中3年/174cm
西村里音(大阪南)/生野未來学園3年/179.5cm
・ベストセッター賞
小林天音(東京)/北沢中3年/177cm
・ベストリベロ賞
西宮麻央(長崎)/聖和女学院中3年/154cm
・優秀選手
髙田実優花(東京)/北沢中3年/176cm
カバ カディアトゥ(東京)/北沢中3年/173cm
林 凜音(愛知)/幸田中3年/179cm
水野加菜(岐阜)/多治見ジュニアクラブ3年/177cm
飯田萌々佳(奈良)/片桐中3年/177cm
佐原菜々花(兵庫)/武庫中3年/173cm
光森愛莉(岡山)/就実中3年/171cm
岡元さくら(岡山)/就実中2年/174cm
本田 葵(熊本)/熊本信愛女学院中3年/179cm
渡邉梨央(大阪北)/大阪国際中3年/179.2cm
足立咲環(大阪北)/大阪国際中3年/170.3cm
ドング礼楽(大阪北)/金蘭会中3年/169.5cm
・大阪府知事賞
大雲舞子(東京)/八王子実践中3年/183cm
<男子>
・JOC・JVAカップ
田中 洸(鹿児島)/高山中3年/194cm
・次世代有望選手
栗生澤礼乙(福井)/南越中3年/193.7cm
税所蓮嘉(宮崎)/山之口中3年/188cm
田中 洸(鹿児島)/高山中3年/194cm
・ベストセッター賞
今村奏翔(熊本)/阿蘇中3年/171cm
・ベストリベロ賞
泉 蓮太郎(大阪南)/大正北中3年/168cm
・優秀選手
小西出隼翔(北海道)/札幌大谷中2年/185cm
白石鳳真(茨城)/秀峰筑波義務教育3年/189cm
小葉松 健(富山)/明峰中3年/188cm
奥田優人(石川)/松任中3年/184cm
近藤 翔(静岡)/浜松修学舎中3年/183cm
北田 向(愛知)/WOLFDOGS名古屋ジュニアU-14 3年/185cm
谷 隆斗(三重)/菰野中3年/186cm
寺岡蒼大(広島)/城南中3年/181cm
藤原有生(愛媛)/四国中央クラブ3年/180cm
郡 旅人(福岡)/志免中3年/180cm
松尾寿哉(長崎)/桜が原中3年/190cm
西村海司(大阪南)/清風中3年/181cm
・大阪府知事賞
田中 洸(鹿児島)/高山中3年/194cm
■前回大会ベスト4の埼玉などが決勝トーナメント進出【JOCジュニアオリンピックカップ女子】
■地元大阪南が3戦連続のストレート勝ちで準決勝へ【JOCジュニアオリンピックカップ男子】
■全中を制した安田学園中の竹内祐一郎らを擁する東京が決勝トーナメントへ【JOCジュニアオリンピックカップ男子】
■前回大会ベスト4の埼玉などが決勝トーナメント進出【JOCジュニアオリンピックカップ女子】
■中学ナンバーワンエース西村海司が集大成のJOC杯へ「目標は日本一。個人としても、いちばんに」