学生プレーヤー必見! 部活生を全力応援!! 髙橋藍のスパイク&レシーブを支える「SKY ELITE FF 3」。パフォーマンスを最大限に発揮する 抜群の安定性とフィット感
- SV男子
- 2024.12.05
アシックスとアドバイザリースタッフ契約を結んでいるプロバレーボールプレーヤーの髙橋藍。今回、発売されたシューズ「SKY ELITE FF 3」は自身が開発に携わったニューモデルだ。ここでは、本人が明かした技術的な観点を交えながら、そのパフォーマンスを足元で支えるシューズの魅力に迫る。
「SKY ELITE FF 3」の魅力を語ってくれた
=スパイク編=
――髙橋選手が、競技人生において“自分が高く跳べている”と実感したのはいつごろですか?
髙橋 一般的には体が大きかったとはいえ、バレーボール選手の中ではそれほど身長が高いほうではなかったので、そこでは“跳べないと戦えない”という思いを持っていました。小学2年生からバレーボールを始めて4年生でアタッカーになったときに、いろんな選手のプレーを見て「こうやってジャンプするんだ」というイメージを描いて、いざ跳んでみると「意外と自分はジャンプできるんだ」と気づいたので、そのころになりますね。
――今のプレーを見ていると、空中での姿勢のよさが得点力アップにつながっている印象です
髙橋 筋力がついてきたことに加えて、体感トレーニングの成果もあると感じています。それに、ジャンプ時に足元をシューズでサポートしてもらっている点は大きいです。それらが噛(か)み合って、空中姿勢のよさにつながっていると思います。
――その点に関して、「SKY ELITE FF 3」のよさはズバリ?
髙橋 以前のモデル(「SKY ELITE FF 2」)から比べてクッション性が上がったことで、いっそう足元をサポートしてもらっています。その効果は、踏み込み時と着地時の両方であります。
アタックの動作でいえば、助走からジャンプする際の最後の踏み込みにいちばん力を込めるわけですが、「SKY ELITE FF 3」の安定感やクッション性が最大限の反発力を生んでいます。シューズそのものの軽さに加えて、力が伝わりやすい分、まさに“より高く跳ぶ”ことができていると感じます。
着地する際も、基本的には両足で着地するのがケガを予防するうえでもいちばんなのですが、どうしても片足で着地しなければいけないシチュエーションもあります。その際に足への負担を少しでも軽減する点でも、「SKY ELITE FF 3」のクッション性は大きく役立っています。
――シューズがケガの予防策の一つにもなる、ということですね
髙橋 身につけるものによって、ケガの予防につながるのは確かです。そのなかでもバレーボールをプレーするうえで、シューズはいちばんに使用するものですから。きちんとシューズを選ぶことで、体への負担を少しでも軽減するように意識することは大事だと考えています。
もちろん、シューズへのこだわりを持つことも一つですが、セルフケアも欠かせません。ふだんからストレッチを心がけたり、筋肉をほぐしてフラットな状態にしておくことは、いざケガを負った際の、その大小に影響してきますから。自分自身で、体をいいコンディションに持っていくことが基本になります。
シューズ企画開発担当:アシックス 松田一輝さん(右)
【企画開発担当者 松田一輝さんのコメント】
まず軽さでいえば前作モデルの「SKY ELITE FF 2」からおおよそ10~15gほどの軽量化を施しています(28センチ片足)。アシックスが手掛けるランニングシューズで使用されているものと同じ、軽量で高反発素材である「FF BLAST PLUS ECO」を今回の「SKY ELITE FF 3」のミッドソール部分にバレーボールシューズでは初めて採用することで軽量化を実現しております。
また、バレーボールのスパイク動作の際、踏み切りの最後の足は横もしくは斜めに踏み込んでから跳びます。そこで力が外側に逃げないように、新たに搭載した「RISETRUSS」をソールの中足部に施しています。これによって地面を踏み込んだ力をそのまま上へ伝えることで、よりパワフルなジャンプを可能にしました。
=レシーブ編=
――学生時代から守備、特にレシーブ力は定評がありました
髙橋 小学生のころからレシーブを得意としていました。というのも、体が大きくてすぐにアタッカーをやっていた兄に比べると、僕は体が小さくて「まずはレシーブから」と言われていたんです。目立ちたがり屋な性分もあったのですが、「レシーブで輝かな!!」という思いを持っていましたし、体を投げ打ってボールを拾い上げるようなフライングレシーブを常にイメージしてプレーしていましたね(笑)
そこからレシーブに励んで、中学ではリベロをして、高校ではフォームから徹底して、大学でも現役時代にリベロの名手だった山本健之先生に教えていただき…、ずっと成長してきたという具合になります。
――年齢に添った体つきの変化などもあると思いますが、一方で“変えていない”ポイントはあるものですか?
髙橋 常に、腕で面をつくることは大事にしています。どんな動きでも、どんな体勢であっても、最終的にボールが当たるのは腕になります。そこできれいな面ができているとボールはきちんと返るわけですから、常に意識していますね。
――レシーブ力アップにつながったトレーニングや体の使い方はありますか?
髙橋 特に大学時代に指導していただいたのは、その腕の面の角度に加えて、股関節の柔軟性です。レシーブをする際、いかに下半身がどんな体勢にも耐えられるかは股関節の柔らかさにかかっています。そのため、股割りストレッチなどは入念にしていましたね。
――髙橋選手はアウトサイドヒッターとしてサーブレシーブが役割の一つにあります。ときには、そこでミスをしてしまうこともあるかと思います
髙橋 ミスをしてしまったときこそ、すぐに切り替えるように心がけています。「ほかのプレーで取り返そう」「今度はしっかりと上げよう」と考えて、次のプレーに集中します。小中学生のころは「どうにかして取り返さなきゃ」と焦ったり、「やばい、監督に怒られる!!」なんて考えていましたが、今は試合の中でもたくさんあるプレーの中の一つがミス、という思考です。もちろんミスを出さないに越したことはありませんが、「得点につながるプレーをしてミスを補う」ことが大事なので、そのように切り替えています。
――シューズの開発にあたって、レシーブの動きを元にした要望はありましたか?
髙橋 「素早くパワーポジションに入りたい」と伝えさせていただきました。バレーボールでいうパワーポジションとは、相手サーブやスパイクをレシーブする際にいちばん踏ん張る瞬間で、守備からの素早い攻撃を意識するうえで最も重視しているところになります。今回の「SKY ELITE FF 3」はとても足にフィットしているので、体の一部になっていると言いますか、シューズの存在を意識しないほどです。足元をサポートしてもらっているのは確かですが、それでも“シューズに足を守ってもらっている”と感じないぐらい。むしろそれほどのフィット感がパワーポジションへの入りやすさや、そこから次の動作への移りやすさを生んでいます。
【企画開発担当者 松田一輝さんのコメント】
できるだけ素早くパワーポジションに入るには、シューズ全体が足の動きにしっかりと連動していくことが求められます。守備動作に対応してからそのままスムーズに攻撃に入るためにはそこが重要で。ですから、「SKY ELITE FF 3」では足首まわりのフィット感を特に意識して開発を進めておりました。前作モデルの「SKY ELITE FF 2」と触れて比較してみても、素材を変えていて履き口まわりの厚みが増していることが分かるかと思います。ホールド性を最大限に高め、履き口まわりに厚みのあるスポンジを配置しただけでなく、シューズ内部のかかと部にはスウェードのような起毛人工材を施すことで、シューズと足の一体感を高めております。ミリ単位で微調整を加えては何度も試作品を髙橋選手に試していただき、フィードバックを頂きながら調整しておりました。
春高のデータを拝見していても、最高到達点が男子で330㎝、女子でも300㎝を優に超えてくる選手が数年前より増えてきている印象を持ちます。それだけ近年の高校生の競技レベルは向上しておりますし、こういったトレンドの中でご自身が着用するシューズの選び方はとても重要になってきます。
今作の「SKY ELITE FF 3」は、バレーボール動作において最も重要な「より高く跳ぶこと」にフォーカスしているため、「少しでもジャンプの最高到達点を上げたい」という選手にはもちろん、同時に、守備動作にもマルチに対応できるモデルになっているので、攻守両面での役割が求められるプレーヤーだったり、「まだバレー部に入部したばかりで自身のポジションが定まっていない」というような選手にもぜひ着用していただき、練習や試合に臨んでほしいなと思っております。
アームスリーブ
髙橋 ボールが滑りにくい機能に加えて、ボールを拾いに滑り込む際の腕の保護で着用しています。それに腕の筋肉が圧迫されていることで、レシーブやスパイクのパフォーマンスに生かされています。【サイズ展開 M、L/(一枚入り)価格 ¥2,700(税込)】
=学生プレーヤーたちへエール=
今回、アシックスとアドバイザリースタッフ契約を結びました。僕はバレーボールが大好きで、競技に集中してプレーしている時間こそがいちばんの気分転換になっています。それに人間として成長することにもつながりますし、僕自身もバレーボールを通して、たくさんのことを学べています。そうした部分でアシックスのブランドスローガン『Sound Mind, Sound Body(サウンドマインドサウンドボディ)』と通じる部分があると感じています。
振り返れば、高校3年生で出場した春高(全日本高等学校選手権大会)は僕にとって“最初で最後の春高”でした。とにかく全力で楽しもう、3年間やってきたことをすべて出しきろう、という思いで臨みました。これから大会を戦う高校生たちには、まずこの大舞台を楽しんでもらいたいです。それに当然、勝ちたいという思いがあるでしょうから、勝ちにこだわりつつプレーしてほしい。ですが、試合の結果以上の得られるものがあるので、勝っても負けても最後は笑って終わってほしいなと思いますね。
サイズ展開 24.5㎝〜31.0、32.0、33.0㎝
価格 ¥17,000(税込)*価格は2024年12月時点のものです。
髙橋藍選手着用モデル
サイズ展開 24.5㎝〜31.0、32.0、33.0㎝
価格 ¥17,500(税込)*価格は2024年12月時点のものです。
製品についてのお問い合わせ:アシックスジャパン(株)カスタマーサポート部
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/support/contact/products
髙橋藍選手×ASICS 「月刊バレーボール」12月16日発売の1月号にも掲載決定!