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春高2025

デンソーテンレッドフェニックスは対象を問わず充実の指導を実施 パート2 四天王寺中バレーボール部強化練習会

  • 9人制
  • 2025.01.16

四天王寺中とデンソーテンのメンバーたち

 

 

強豪復活を目指す四天王寺中を指導

 

 9人制女子のトップチームであるデンソーテンレッドフェニックスは、四天王寺中(大阪)を兵庫県神戸市のデンソーテン体育館に迎えて昨年1225日に練習会を行った。準優勝だった水の都杯(1222日終了)で今シーズンの大会を終えたデンソーテンだが、24日にも全国都道府県対抗中学大会(JOC杯)に出場する福島県代表チームと強化練習会を行ったばかりで、バレーボール教室などの活動や、来シーズンに向けてのチームづくりが既に始まっている。

 

 四天王寺中はかつて全国優勝経験もある強豪だが、休部になっていた時期もあり「再び強いチームに」とデンソーテンOGの川島恵さんが2023年より監督に就任。以来、お互いに障害者バレーボールミーティングなどにも参加して交流を深めている。デンソーテンが優勝を飾った昨年の全日本9人制総合女子選手権大会の決勝にも、チームで応援に駆けつけていた。

 

 練習会当日は、実際に試合を見た感想の発表からスタート。「バレーボール教室とはまた違う、真剣勝負のプレーを見て、自分たちもあんなふうにバレーができるようになりたい! と思った」という感想を聞いて、メンバーにも気合いが入る。

 練習ではデンソーテンのメンバーが四天王寺中の選手とペアを組むかたちで、担当メンバーがフォローしつつ全体練習を進めるという流れ。入念にアップを行うと、まずは基礎のパス練習。強打レシーブや3人レシーブでは竹口和三GMや藤本幹朗監督が積極的にボールを出し、「ボールを出す人の構えを見て、どこにボールが落ちるか予測して動く」「ただ上げるだけではなく、次の人につなげることを意識して」「攻撃につなげるための、トスを上げやすいレシーブを」とアドバイスを送った。

 

 

メンバーは熱く、ていねいに指導

 

 

激戦区でもポジティブに、向かっていく気持ちで

 

 練習自体はふだんの部活と変わらないものの、「やっぱり竹口GMや実業団のメンバーと一緒に練習すると緊張感が違う。うまい選手が一緒に入ってプレーしてくれるので、いつもよりボールがつながっていい動きになっている」と練習を見守る川島監督。

 午後からはポジション別に分かれてブロック、サーブレシーブ、そして二段トスを重点的に練習。最後はデンソーテンのメンバーも入っての実践形式で、1日の成長を確認した。

 

 厳しい3人レシーブや二段トスに重点を置いた練習メニューを終えて、「レシーブはしんどいけど、バレーはボールを落とさなければ負けないスポーツ。レシーブでつなげばスパイクになるし、やればやるほどうまくなる。強い相手と試合をするときも『しんどいな』とか『怖いな』という気持ちじゃなくて、『やるぞ』という気持ちで挑めばうまくなる。大阪は強豪が多いけど、『どうせ勝てない』ではなく『やったるで!』という気持ちで頑張っていってほしい」という竹口GMの言葉に、生徒たちは強くうなずいていた。

 

「あらためてオーバーハンドレシーブでの重心を指摘されたことで、すごく動きやすくなりました。マンツーマンで見てもらえたので、できていないところ、自分でもへただなと思っていた部分をしっかり教えてもらうことができ、実践形式ではちょっとできるようになったのがうれしかったです。今日の練習を忘れずに、今後も頑張ります!」と四天王寺中の山城晴花キャプテン。

 2024年最後のバレーボール教室も充実した内容で、それぞれがいいクリスマスを迎えることができた。

 

【次ページ】特別対談 佐々木遥香主将(デンソーテン) × 川島監督(四天王寺中)

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