春高最優秀選手の川野琢磨がイタリアへ出発 「日本代表に招集される選手に」
- SV男子
- 2025.01.27
第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春の高校バレー)で駿台学園高(東京)の連覇に貢献した川野琢磨が、男子U21日本代表候補としてイタリア・セリエAのガス・セールス・ブルーエナジー・ピアチェンツァへ派遣されることが公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)より発表された。川野はイタリアでの挑戦を前に、1月25日に羽田空港で意気込みを述べた。
男子日本代表の将来を担う選手として大きな期待がかかる川野
川野は昨年11月にSVリーグの東京グレートベアーズに強化育成選手として入団することが発表されたばかり。今年1月18日の日本製鉄堺ブレイザーズとの試合前に、初めてユニフォーム姿でファンの前に登場していた。川野自身もイタリア派遣の話を直前に知ったそうで、「これから日本で経験を積むと考えていたところで緊張や不安もあるが、めったにない機会なので楽しんで頑張りたい」と語った。
楽しみにしていることは「テレビで見ていた選手と一緒にバレーボールができること」と話し、プレーを見てみたい選手として、チームメートとなるアントワーヌ・ブリザール(フランス)の名前を挙げた。「イタリアで活躍する選手に上げているトスを見てみたい」と期待を膨らませる。自身としては「試合に出場することより、練習してうまくなりたい。高いブロックやサーブなど攻守の面で高い技術がある、イタリアでいろいろなことを吸収したい」と意気込んでいた。
派遣期間は約2ヵ月。日本の高校生として初めてセリエAに挑む川野は「このような機会をいただいたので、日本代表に招集される選手になって帰ってきたい」と成長を誓った。
初の海外挑戦に胸を躍らせる川野
かわの・たくま/駿台学園高3年/身長197㎝/最高到達点343㎝/渕江中(東京)/アウトサイドヒッター/全国高校選抜(2024年度)
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