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得点が2点に!? アメリカの女子リーグ「LOVB」で採用された特別ルールを日本人選手はどう感じたか。「サーバーは心理的に嫌かも」

アイキャッチ・日本とは異なる環境下でプレーする3人

 現在アメリカで実施されているバレーボールの女子プロリーグ「LEAGUE ONE VOLLEYBALL」(通称「LOVB」)。2月中旬に開催されたカップ戦「LOVB Classic」では【スーパーポイント】というルールが採用された。これはプレー前に申告することで、そのラリーで得点した場合はさらに1ポイントが加点されるというもの。反対に、失点した場合もさらに1ポイントが相手に渡る。

 

 今回、LOVBでプレーする小島満菜美、松井珠己(ともにソルトレイク)と井上琴絵(オースティン)に、その特別ルールについての感想を語ってもらった。

 

 

申告があると、サイレンのような音が鳴る演出が施され会場は盛り上がった

 

 

井上 この大会だけに設けられたルールでした。

 

小島 ここで2点取られるのは嫌だな、と思う場面はありました。

 

松井 (初日で)実際にマディソンがスーパーポイントを取りきったけれど、試合自体は負けてしまいましたね…。

 

小島 せっかく2点にしたのに、「もったいない!!」って。サーバーは心理的に嫌かも。ミスしたら相手に2点入るわけじゃないですか。

 

松井 ドライブサーブの選手は気にするかもしれません。フローターサーブ派はそうでもないかも…。

 

井上 絶対にここはサイドアウトが取れるローテーション、だったりすると少し身構えるかもね。

 

小島 レシーバー目線だと「ミスさえしなければいいから」という考えでいいかも。ミスすれば、だけれど、ミスしなければ、というね。

 

松井 いい考え方ですね〜。

 

小島 ナーバスな選手には影響あるかな…。「ここは絶対に返さなきゃ」って。

 

松井 セッターとしては考えるかもしれません。この場面での得点は2点、となったら、絶対にトスの上げどころは意識するはず。けれども、そこに必ずブロックが2枚くるはずなので…、考えますね。

 

小島 確かにね〜。

 

井上 見ている人からすればおもしろいルールかもしれませんね。

 

 

日本とは異なる環境下でプレーする3人

 

 

(取材・写真/坂口功将)

 

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【ギャラリー】LOVB Classicが行われた会場の様子

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