gv-logo

春高2025

令和6年度全中選抜がイタリアの「Nations Winter Cup」で男女アベック優勝。男子は西村海司、女子は頼冨果穂がMVPに

  • アンダーエイジ
  • 2025.02.27

女子は3連覇、男子は初優勝を果たす

 

 バレーボールの令和6年度全国中学生選抜(全中選抜)が現地217日〜25日まで海外遠征を実施し、イタリアで開催されたユース世代の国際大会「Nations Winter Cup」に出場。女子は大会3連覇、男子は初優勝を飾った。

 

 大会には欧州圏の各国U16代表チームが参加し、その中で全中選抜はいわば“U15”の年代の選手たちによって構成されていたものの、女子は昨年度の海外遠征を経験している小林天音キャプテン(北沢中〔東京〕3年)や大雲舞子(八王子実践中〔東京〕3年)らが中心となって戦い抜く。MVPには昨年のU17世界選手権出場の頼冨果穂(武中〔鹿児島〕3年)が選出された。

 

 

サーブを強みとする⑩頼冨

 

 

 一方の男子は試合を重ねるごとにムードが高まり、それに呼応するようにパフォーマンスも向上。田中洸(高山中〔鹿児島〕3年)や税所蓮嘉(山之口中〔宮崎〕3年)が高い決定力を披露し、決勝ではモンテネグロを圧倒して大会を制する。キャプテンを務めたエースの西村海司(清風中〔大阪〕3年)がMVPに輝いた。

 

 今回の遠征にはアンダーエイジカテゴリー日本代表をサポートする赤山僚輔トレーナー(人力JINRIKI合同会社)が帯同。選手が自身の体のコンディションと向き合うことで最良のパフォーマンスを発揮できるようにする“ボディコントロール”を指南し、選手たちもその効果を実感しながらプレーしていた。その取り組みについて公益財団法人日本中学校体育連盟バレーボール競技部の小澤秋仁部長(清瀬中〔東京〕)は「私たち教員も選手たちのコンディションづくりを配慮して学んでいるとはいえ、今回プロのトレーナーに帯同してもらい、その影響の大きさを実感しました」と語った。

 

 

キャプテンそしてエースの務めをまっとうした西村

 

 

(取材・写真/坂口功将)

 

Nations Winter Cup/大会結果】

=男子=

優勝:日本/準優勝:モンテネグロ/第3位:クロアチア/第4位:ハンガリー/第5位:ドイツ/第6位:チェコ/第7位:ティネ・プラータ(イタリア)/第8位:OKボイボディナ(セルビア)

MVP西村海司

ベストヒッター:田中 洸

ベストミドルブロッカー:ブロタ・セレビッチ(モンテネグロ)

ベストリベロ:ズソンボール・ハランジ(ハンガリー)

ベストセッター:近藤 翔(浜松修学舎中〔静岡〕3年)

 

 

令和6年度全中選抜男子

 

 

=女子=

優勝:日本/準優勝:チェコ/第3位:キオーンス・フルム・バレー(イタリア)/第4位:クロアチア/第5位:ドイツ/第6位:モンテネグロ/第7位:スロベニア/第8位:PSG FB Tanks(イタリア)

MVP頼冨果穂

ベストヒッター:シルクコバ・アネズカ(チェコ)

ベストミドルブロッカー:レメソバ・ミカエラ(チェコ)

ベストリベロ:スコデレール・マルティナ(キオーンス・フルム・バレー)

ベストセッター:小林天音

 

令和6年度全中選抜女子(提供:日本中体連バレーボール競技部)

 

■令和6年度全国中学生長身選手発掘育成合宿を実施。昨年に続いて指導者も公募で参加可能に

■全国中学生長身選手発掘育成合宿で岡元さくら(就実中)が「人見知りが出るけど、声をかけるようにしていた」理由とは。2年生時のJOC杯を経て

■令和6年度全国中学生選抜が遠征を前に掲げた「世界一〇〇なチーム」とは。「プレーで人の心は動かせられるんだ」と女子キャプテンの小林天音

■全国中学生選抜の海外遠征メンバーが決定。2月のイタリア遠征へ向けて二次合宿を実施

■女子は京都、男子は東京が優勝【JOCジュニアオリンピックカップ】

 

【ギャラリー】国際大会「Nations Winter Cup」を戦う全中選抜の模様

  • 月バレカップ2025
  • マグダビッド×関田誠大
  • 全中2024
  • 北部九州インターハイ2024
  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • NBPオンラインショップ
  • 自社広告のご案内
  • 全国専門学校選手権2019

pagetopbtn