バレーボールのイタリア・セリエA男子でプレーする大塚達宣(ミラノ)が現地2月24日、イタリアでの海外遠征に臨んでいた令和6年度全国中学生選抜(全中選抜)との対面を果たした。
この日はちょうど全中選抜が帰路についており、ミラノのマルペンサ空港近くのショッピングモールで大塚はチームと合流。翌日に控えたCEVチャンピオンズリーグのハルクバンク・アンカラ(トルコ)戦の会場がブスト–アルシーツォで、距離的にも近かったことから実現した。
中学生たちは日本代表でも活躍する大塚の登場というサプライズに目を丸くさせ、記念の写真撮影やサインをおねだり。遠征で参加した国際大会「Nations Winter Cup」で男女ともに優勝を飾っており、その“ご褒美タイム”となった。
大塚自身も中学時代には全中選抜に選ばれた経歴を持つ。当時はタイへの遠征に参加し、その際に指導を受けた三石雅幸先生(飯島中〔長野〕)と今回はイタリアの地で久しぶりに再会。また、遠征に帯同した江藤直美さん(龍谷大女子監督)ともJVAエリートアカデミー合宿時代から交流があり、大塚は「自分の小さい頃から面倒を見てもらった方々にお会いできてうれしかったです」と喜んだ。
限られた時間での交流となったが、中学生たちは感動と刺激を覚えた様子。「ぜひいつか日本代表で一緒にプレーしましょう!!」という大塚からのエールを受けて、帰国した。
(取材・写真/坂口功将)
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