東京GBのムザイに公式戦10試合の出場停止と制裁金50万円
- SV男子
- 2025.03.07
マチェイ・ムザイ(東京グレートベアーズ)【写真:月刊バレーボール】
一般社団法人SVリーグは、相手チームの選手へ人種差別発言を行ったマチェイ・ムザイおよび所属チームの東京グレートベアーズに対する処分を3月6日(木)に発表した。
ムザイは3月1日(土)に開催された2024-25 大同生命 SV.LEAGUE 第17節 大阪ブルテオン戦のGAME1において、相手チームの選手に対して人種に関する差別発言を行った。
SVリーグ規律委員会はこの事案に対し、当該選手であるムザイには公式試合10試合の出場停止とともに、制裁金50万円を科す処分を決定した。また、所属チームである東京GBにも、けん責および制裁金100万円が課された。
SVリーグは制裁理由として「差別的・侮辱的発言はスポーツ選手として相手へのリスペクトに著しく欠け、人権や名誉を傷つける行為であり、いかなる理由があっても正当化されるものではない。今回の行為は選手やSVリーグ関係者を傷つけるだけでなく、リーグ・クラブの価値も貶めた。また、事案の重要性を鑑み、選手を管理するクラブも制裁を免れない」と説明した。
東京GBの久保田代表取締役は「当人に対して強く反省を求めるのはもちろんのこと、選手やスタッフ全員への発生事象の理解と認識を徹底し、倫理観や人権に関する啓発を目的とした教育プログラムを実施するなど、再発防止に努めてまいります」とコメントを発表した。
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