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女子日本代表監督に内定したフェルハト・アクバシュ氏が意気込み 「ロサンゼルスオリンピックに向けて理想的な世代を結集させる」

フェルハト・アクバシュ新監督が意気込みを語った

 フェルハト・アクバシュ新監督が意気込みを語った

 

 

 女子日本代表の新監督に内定したフェルハト・アクバシュ氏が3月11日(火)にリモート会見を行った。会見冒頭に語った意気込みを全文でお届けする(コメントを一部改変)。日本代表のコーチや、トルコをはじめとしたさまざまなリーグでの監督経験から、川合俊一日本バレーボール協会会長に「世界に通じるチームをつくれる。全面的に信頼できる監督だと思っています」と期待を寄せられる新たな指揮官。2028年のロサンゼルスオリンピックに向け、アクバシュ新監督が挙げたポイントとは

 

選手個人ではなく

チーム思考を重視

 

 皆さま、こんばんは。今日、皆さまとお会いすることができてとてもうれしく思います。また、川合(俊一日本バレーボール協会)会長、身に余るお言葉をほんとうにありがとうございます。

 

 まず、ヘッドコーチに就任し、非常に光栄に思います。日本には非常に堅調なバレーボール文化と、非常に大きな可能性があると感じています。日本の選手たちをこれまでも間近で見て、いつもフォローさせていただいています。

 

 そして、日本のチームの規律や技術、あるいはメンタル面でのチームスピリットなど、ほんとうに称賛に値するものであると思います。そのような才能のある選手たちと一緒に取り組むことができるのは、私にとって非常に名誉なことです。

 

 私たちの主な目標としては、競争力があり、規律正しく、さらにダイナミックで国際的に最高レベルのパフォーマンスを発揮できるチームをつくることです。それと同時に、ロサンゼルスオリンピックに向けて理想的な世代を結集させることを目指しています。

 

 チームづくりに必要なものと言えば、強いファンダメンタル、核となる基礎や基盤、また戦術的な規律、そしてメンタル面での回復力のバランスが非常に必要だと思います。そして選手思考ではなく、もっと一生懸命に取り組みたいというチーム思考のアプローチをとても大切にしています。

 

 また世界のトップチームと互角に戦えるように、フィジカル面での強さ、スピード、そして適応力を強化する必要があります。サーブでプレッシャーを与えること、レセプションの安定性、攻撃の効率の向上が非常に大切な鍵になると思います。

 

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 アクバシュ新監督はトルコ出身の38歳で、トルコやルーマニア、ポーランドなどのクラブチームでコーチ・監督として豊富な指導歴を持ち、国内リーグやカップ戦など数多くのタイトル獲得に貢献。2014年に女子トルコ代表チームの監督に就任すると、2015年にはヨーロッパ競技大会で優勝に導いた。2017年から2年間、女子日本代表チームのコーチを務め、2017年にはアジア選手権の優勝に貢献した。2021年から監督を務めているエジザジュバシュ・ダイナビット(トルコ)ではクラブ世界選手権(2023年)で優勝を果たしている。

 

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