サイトアイコン 月バレ.com【月刊バレーボール】

インドアとの二刀流も含めて戦力の底上げへ ビーチバレーボールアンダーエイジカテゴリー日本代表が第3次選考合宿を実施

合宿に参加した選手、スタッフたち

合宿に参加した選手、スタッフたち

 

 

2024年度全国アンダーエイジカテゴリービーチバレーボール男女選抜強化合宿兼U21/U19日本代表選手第三次選考会が317日(月)に川崎マリエンビーチバレー場(神奈川)で行われた

 

 昨年12月の第二次選考会を経て、男子は昨年の世界大学選手権大会に出場した源田アシュリー(嘉悦大1年)、柏谷玲央(天理大1年)ら14名が参加。女子は昨年のU19世界選手権大会で日本勢最高の9位タイに入った森愛唯と宇都木乃愛(ともに共栄学園高3年〔東京〕)、そして国スポではそのペアを破って優勝した森川仁湖、矢田和香(今治精華高〔愛媛〕3年)ら13名が汗を流した。

 

 この合宿は618日(水)〜22日(日)にローイエット(タイ)で行われるU21アジア選手権大会に加え、2025年度から新設されるビーチバレーボール全国高校選抜などの選手選考が目的。参加者にはインドアでプレーする選手も多く、ビーチバレーボール強化委員を務める相楽幸子氏は期待を込める。

「インドアの子たちにも二刀流というかたちでビーチバレーボールもしてほしい。インドアに戻ったときにプレーの幅が広がったり、コミュニケーション能力がついたり。プレーだけでなく何かが変化するのがいちばんですね。

 また、その子たち(U21世代の選手たち)が抜けると、再び選手を発掘して育成することになります。年代によって選手たちは変わっていくので、分母を大きくしたいところはあります」

 

 卒業後、ヴィクトリーナ姫路へと進む矢田は、昨年の国スポ以来の砂上でのプレーに、「(これまで)どうやっていたんだろう、って。きつかったです」と苦笑い。だが、「サーブで狙ったり、強く打つところでの経験が生きていると思う。砂で安定していない分、インドアに戻ると動ける気がします」とビーチバレーボールを通した成長を口にした。

 

 SVリーグでの活動との兼ね合いで今後は「まだわからないです」というが、6月のU21アジア選手権大会に出場することになれば自身3度目の国際大会に。高校時代、二刀流で苦楽を共にした森川とのペア再結成に向け、「また一緒にできる機会をもらえてすごくうれしいです。ほんとうに最後になるかもしれないという思いで、一本一本を大事にやりたいです」と力強く語った。

 

 

(左から)森、森川、矢田、宇都木。国際大会を経験した2組は、ライバルでもあり互いを高め合える仲間でもある

 

 

取材・写真/田中風太(編集部)

 

■ビーチバレーボールU19女子日本代表の森/宇都木組がU19世界選手権で歴代最高の9位タイ  

■秋本美空が衝撃の告白「最高到達点316㎝」 同期たちの反応は?【ヴィクトリーナ姫路のルーキー 秋本美空、河俣心海、矢田和香インタビュー(前編)】

■温かいチームで目指すは3人でのスタメン【ヴィクトリーナ姫路のルーキー 秋本美空、河俣心海、矢田和香インタビュー(後編)】

■愛媛の矢田&北川が止まらない! 選抜チームでは唯一の四強入り 3位決定戦は「自分たちが決めきって勝ちに導く」【SAGA2024国スポ(少年女子)】

■ビーチバレーボールアジア選手権で柴/丸山組が4位入賞

モバイルバージョンを終了