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SVリーグ2024-25

早稲田大に川野琢磨、中上烈、瀬川桜輝ら8人の1年生が入学 同世代のトップ選手が語る「とても頼りになる同級生」

  • 大学生
  • 2025.04.11

早稲田大の入学式が41日(火)に行われ、男子バレーボール部に8人のルーキーが入部した。中でも注目は、昨年の全国高校選抜に選ばれた川野琢磨(駿台学園高〔東京〕卒)と中上烈(洛南高〔京都〕卒)の両アウトサイドヒッターと、セッターの瀬川桜輝(東北高〔宮城〕卒)。同世代でトップクラスの実力を誇る3人が、大学バレーへの思いを語った

 

 

「W」のポーズをつくる(左から)川野、瀬川、中上

 

 

——入学式を終え、心境はいかがですか?

瀬川 高校生のときから早稲田大に入ることを憧れていたので、入学式を終えて実感が湧き、とてもうれしく思います。

 

川野 自分も1年前ぐらいから入ると決めていた早稲田大に、入学する実感が湧いてきて。早稲田大の名に恥じぬように、自覚を持って過ごしたいです。

 

中上 早稲田はバレーで強くて、伝統ある大学です。入学する実感はあまりありませんでしたが、入学式を通してどんどん実感が湧いてきて。これから頑張らないと、という気持ちも出てきました。

 

——早稲田大を選んだ理由は何でしたか?

瀬川 少し前まで(全日本)インカレ5連覇など結果を残している大学で、すごい選手が全国から集まってくるところが理由です。あとは4年生でキャプテンの前田凌吾さんが、同じポジションで尊敬する選手なので、一緒にできるということで選びました。

 

川野 自分は中学生のときから大学生の方々と練習試合をさせてもらっていて、そのときからほんとうに練習の雰囲気がよく、きびきびとした動きが印象的でした。高校に入学してからも、大学でトップの早稲田大に入りたい気持ちが強くて。そこからお声をかけていただいて、早稲田大を選びました。

 

中上 大塚達宣選手(ミラノ〔イタリア〕)や水町選手(WD名古屋)など、代々ほんとうに「エース」という感じの選手が入るイメージがあって。今もですが、全国でトップレベルのスパイカーが集まっているチームだと思います。そこに身を置くことで、自分が今どの立場なのかがわかったり、さらに技術の向上につながると思いました。あとは(洛南高の細田哲也)監督のすすめで決めました。

 

——昨年の全国高校選抜ではチームメートとして戦った3人ですが、それぞれどんな印象がありますか?

瀬川 2人は今の世代ではトップだと思っています。(トスを)上げていて楽しいですし、とても頼りになる同級生です。

 

川野 (瀬川)桜輝はセッターとして、東北高のキャプテンとしてもチームをまとめていて。高校選抜でもキャプテンをしていました。チームをまとめる能力があって、すごくまじめで優しい印象があります。これから自分が桜輝のトスを打てるのはほんとうにありがたいです。

(中上)烈は同じ代でエースの風格があるプレーヤー。そういったメンバーでこれから大学4年間を一緒にやれるのはほんとうにうれしいし、同じポジションとして少しライバル意識があるので、高め合って頑張りたいです。

 

中上 桜輝は今もですが、ずっとまじめという感じで(笑) たまにふざけますが、心の底からバレーが大好きなのかなと感じます。ほんとうにまじめですね。

 

瀬川 表ではね(笑)

 

川野 裏の顔はまだ見せていないんだね(笑)

 

中上 琢磨は高校選抜でも一緒にやっているので、結構なじんできていると思っています。自分たちの代のスパイカーとしてトップレベルを率いてきた仲なので、大学でもその名に恥じないように2人で頑張ってきたいです。

 

 

昨年のインターハイを終え、優勝した駿台学園高とベスト4の洛南高の選手たちで記念撮影(3列目左から2番目が川野、同5番目が中上)

 

 

——春高が終わってから、川野選手は男子U21日本代表候補選手としてイタリア・セリエAのピアチェンツァへ派遣されました。瀬川選手、中上選手はその挑戦をどう感じましたか?

中上 大変そうだなぁって。

 

——お二人も行ってみたいですか?

瀬川 いつかはやってみたいです。

 

中上 実感は湧いていないですね。

 

川野 俺も最初はそうで、実感が湧いていなかったよ。

春高では優勝しましたが、世界のトッププレーヤーと一緒に練習をすることで、自分の実力は全然足りないと実感することができました。高さやパワーなど、日本とは違う世界のバレーができたことはこれからいい財産になってくると思うので、それを生かして大学でも頑張りたいです。

 

——それぞれ4年間、そしてこの1年間の目標を教えてください

瀬川 今年は1年目なので、早く慣れて先輩方のプレーをたくさん吸収したいです。もちろん4年間を通して日本一を目指していますし、いい結果を残していきたいです。

 

川野 僕も桜輝と一緒で、まずは早稲田大のルールやマナーを覚えたいです。自分は1年生からレギュラーで出て試合で勝っていきたいですし、4年間勝ち続けられるチームをみんなでつくっていけたらと思います。

 

中上 自分は一人暮らしなので早く生活に慣れて、まずは授業も頑張っていきたいです。まだ入ったばかりですが、バレーボールでは先輩方と切磋琢磨しながら、レギュラーを取って、その中で勝てるように頑張っていきたいです。

 

 

入学式を終えた早稲田大の1年生たち(前列左から)

坂本勇芽、本多 心(ともに早稲田実高〔東京〕卒)、佐々木拓也(早稲田摂陵高〔大阪〕卒)、工藤文将(早稲田実高卒)

(後列左から)

加藤志音(松本県ヶ丘高〔長野〕卒)、瀬川、中上、川野

 

 関東大学男子1部リーグは412日(土)、小田原アリーナ(神奈川)で開幕。早稲田大は初戦で東京学芸大と対戦する。

 

 

川野琢磨

かわの・たくま/身長197㎝/最高到達点343㎝/渕江中→駿台学園高(ともに東京)/アウトサイドヒッター

 

中上 烈

なかがみ・れつ/身長190㎝/最高到達点347㎝/長浜北中(滋賀)→洛南高(京都)/アウトサイドヒッター

 

瀬川桜輝

せがわ・おうき/身長181㎝/最高到達点322㎝/長町中→東北高(ともに宮城)/セッター

 

取材/田中風太(編集部)

写真/山岡邦彦(NBP)、編集部

 

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