最後のイタリア戦は惜しい試合でした。「何で勝てなかったのかな?」という思いです。それまでも、いいときはああいったフルセットを取ったりしていましたが、今年のVNLでは逆に取られてしまうこともありました。そこの詰めの甘さを試合中に修正できなかったことや、VNLで経験したことを生かせなかった、それらが負けた理由だと思います。
個人としても、出し切った感はありますが、勝ちにいっての負けなので、反省点は探せばたくさんあると思います。―遠征と試合が続く日本代表。コンディショニングで気をつけていることは何でしょうか?
関田 疲労とうまく付き合わないといけないのは難しいところです。その日の疲労を、いかにその日のうちに取るか? あとはあまり練習などでムリをしない。きつかったら、やり過ぎない。そのあたりに気を遣うことは必要だと思います。試合になれば、やるしかありませんから。
負担が大きいのは足です。腰も痛みますし、背中もよく張ります。サーブを打ち続ければ肩も痛くなります。ただやはり、ボールの下に入ることが一番きつい。正確なトスを上げるには、速くボールの下に入ることがまず大事なので、それを意識していますが、(ボールは)どこにくるかわからないので。
―バレーボール人気の高まったなかでSVリーグが始まりました
関田 まったく別の大会と言いますか。外国籍選手の枠が増え、今年は日本人の新加入選手も増えて、(STINGS愛知は)非常に楽しみなチームです。このチームで優勝したい、という思いで戦っています。
新メンバーとの相互理解という部分ではまだ時間も必要ですが、その中でもやらないと、勝たないといけません。うまくコミュニケーションをとりながらやっていければ、もっといいチームになれると思います。
でも(土日の)連戦はしんどい、ハードです。まだ序盤戦なのにこんなに疲れているのか、という感じで(笑) 31歳。年々きついな、と思います。疲れが抜けにくくなり、ケガのリスクはたぶん上がると思うので、少し怖いですね。気をつけています。
―関田選手にあこがれる若いプレーヤーがたくさんいます
関田 うれしいですね。頑張らないと。僕はもっとセッターとして成長できる部分があると思うので、また見にきてもらって「あ、ここがよくなったな」とか、生で見てどうだったか、どう感じるか、というのを体験してもらえたらなと思います。