【世界バレー開幕直前!】浅野博亮スペシャルインタビュー
- 男子日本代表
- 2018.09.09
――その目標へ向け、現在は順調に進んでいると感じていますか
はっきりいえば、今年はすごく順調かな、と。2015年のワールドカップでは大会1週間前に捻挫。翌年のOQT(オリンピック世界最終予選)では前十字(靭帯)を切ってしまい不参加。そして昨年はリベロ。その段階を踏んだうえで、今はアタッカーとして出場できている。
やっぱり“アタッカー”としては、打ちたい気持ちがあるので、今年は楽しめています。もちろん、これまでもいい経験はできましたが、心の中では「この身長でもサイドで出たい」という思いがずっとありました。
ほんとうのことを言えば、ここ2~3年は、こんな身長の自分がいつまでも全日本でバレーをやっていること自体、申し訳ないと思うこともあったんです。サーブレシーブも返さなければならない、スパイクを打つこともどこか自分であきらめて、逃げ腰なバレーをしていました。
でも、今はそうは思いません。“やらなければいけない”ではなく、“やろう”と。ミスが怖いのなら、攻めて、攻めて、攻めればいいんだ、と。もう、年齢も若くはありませんし、ケガも乗り越えた。だからこそ、がむしゃらにしがみついていきたいと思っています。
――あらためて、意気込みを教えてください
自分はワールドカップ(2015年)、OQT(2016年)、グラチャンバレー(2017年)では、“本職”と言いますか、自分がやりたいと思った“アタッカー”としてのポジションで参加することができませんでした。
それが、今は“アタッカー”としていいアピールができている。世界バレーでは、アタッカーとしての自分の力を十分に発揮したいと思っています。もちろん、第一はチームが勝つことに貢献する。その上で、自分のアタッカーとしてのアピールをしていきたい。
チームとしても、2020年の東京オリンピックへ向け、世界バレーはすごく重要な大会になります。今の全日本は個々の能力もすごいものを持っている人はたくさんいますが、何よりもチーム力が今までに比べ、すごくよくまとまっていると感じています。その部分をしっかり本番で出すことができれば、今までにないくらいの力で戦えると思うので、しっかり結果を残していきたいです。