下北沢成徳、共栄学園、文京学院大女、八王子実践が四強へ【春高女子東京予選】
- 2021.10.26
第74回全日本高等学校選手権大会(春の高校バレー)の東京都一次予選(女子)が10月24日(日)に高島高校、駒場高校(ともに東京)で行われた。高島会場では下北沢成徳と八王子実践が、駒場会場では共栄学園、文京学院大女が2試合ともにストレート勝ち。この4チームが、11月14日(日)に駒沢屋内競技場にて行われる全日本高校選手権東京都代表決定戦に進出した。
東京第2代表として今夏のインターハイに出場した共栄学園は、サーブで主導権を握って快勝した。2回戦の相手は中村文哉監督が「(5月の)関東大会で自分たちは1日目で負けて(3回戦敗退)、相手は2日目に進んでいたので(ベスト8)」と警戒していた淑徳SC。しかし、和田みちかが2度のサービスエースを決めるなど、第1セット中盤には9連続得点、第2セットには髙橋優良のサーブから、ブロックや扇谷光憂のスパイクなどで14連続得点をあげて突き放した。中村監督は「選手たちは堂々とプレーしていた」と笑顔を見せた。
写真:共栄学園のキャプテン永井いづみ
6月のインターハイ予選では堤亜里菜、扇谷の両エースに頼る場面が多かったが、多彩な攻撃を見せてストレート勝ち。セッター永井いづみキャプテンは、代表決定戦の文京学院大女戦に向け、「アタッカー全員を生かしきれるように、トスの精度を上げられるようにもっと練習します。自信はあります」と言い切った。
インターハイ都予選では得点率差で3位となり、本戦出場を逃した文京学院大女は、1年生の前田マリアが活躍した。2回戦の駒場戦ではサービスエースを連発。身長168㎝と小柄ながら力強いスパイクも叩き込み、大黒柱の廣田あいキャプテンとともに攻撃を牽引した。
写真:文京学院大女の1年生・前田マリア
春高予選は2年連続1位通過も、本戦では続けて初戦敗退。最後の大舞台の切符をつかむために、廣田は「自分たちの代だからこそ特別な思いはありますが、去年、一昨年の3年生、また後輩たちのためにも、いろんな人の思いを背負って、日本一を目指して頑張りたいです」と鋭い眼差しで語った。
11月14日に行われる代表決定戦では、下北沢成徳と八王子実践が、共栄学園と文京学院大女が対戦。勝利チームが出場権を獲得し、敗れた2チームで残りひと枠を争う。
その他の結果は以下の通り
【1回戦】
<高島会場>
下北沢成徳高 2-0 文化学園大杉並高
駿台学園高2-0 日本女体大附二階堂高
藤村女高 2-1 実践学園高
八王子実践高2-0高島高
<駒場会場>
文京学院大女高 2-0 府中高
駒場高2-1 東京高
淑徳SC高 2-0 修徳高
共栄学園高2-0 東大和高
【2回戦】
<高島会場>
下北沢成徳高 2-0駿台学園高
八王子実践高2-0藤村女高
<駒場会場>
文京学院大女高 2-0駒場高
共栄学園高2-0淑徳SC高