【春高】岡崎学園が京都橘にストレート勝ちし女子1回戦を突破[バレー]
- 2022.01.06
名門校対決は岡崎学園が勝利
1月5日(水)、「第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)」が東京体育館(東京都渋谷区)で開幕。女子1回戦が行われ、2年ぶり24回目出場の京都橘(京都)と2年ぶり45回目出場の岡崎学園(愛知)が対戦した。
ともに両府県を代表する名門校だが、昨年度は出場を逃し、2年ぶりに春高の舞台に戻ってきた。試合序盤から、それぞれの持ち味を存分に出していく。京都橘は粘り強いレシーブからエース#4山本麗を中心とした攻撃を見せる一方、岡崎学園は#2曽我綾音と#4カンポス・ユナのミドルブロッカーを軸とする攻撃を展開。
第1セット、まず抜け出したのは岡崎学園。粘るレシーブから#4カンポス、#2曽我につなげて4連続得点し、岡崎学園が6-3とリード。京都橘はミドルブロッカー#3鈴木美柚のクイックやブロード攻撃、#4山本の攻撃でポイントを重ねるも、岡崎学園の堅実な守備の前になかなか連続得点ができず、点差を詰めきれないまま中盤へ。
両チームとも質の高いレシーブ力を発揮し、毎回長いラリーが続く展開。それでも、苦しい場面で岡崎学園のキャプテン#1鷲谷夏希がしっかり決め切り、岡崎学園が20-11と一気に点差を広げる。終盤も岡崎学園が#2曽我を中心に高い攻撃力を見せ、第1セットを25-13と先取する。
大きく差がついた第1セットとは反対に、第2セットは一進一退の攻防戦に。京都橘は2年生の#6渡辺彩香や1年生の#6石倉想らの攻撃で得点を重ね、岡崎学園は#2曽我と#4カンポスを中心に#1鷲谷や2年生#7谷口瑠杏らアウトサイドヒッターの攻撃でポイントしていく。
第1セットと同様、お互いに優れた守備を発揮し、18-18までシーソーゲームが続く。終盤に入ると京都橘はエース#4山本にトスを集め、岡崎学園は#1鷲谷や#4カンポスが得点を重ねていく。どちらに転ぶかわからない展開だったものの、24-24となったところで、#4山本のバックアタックを#2曽我が一枚ブロックでシャットアウト。最後は#7谷口が26点目を決めて、岡崎学園が勝利した。名門同士の意地を見せたこの対戦は、岡崎学園が粘る京都橘を振り切る結果となった。